宗谷本線の無人駅、廃止が加速…幌延町が2駅廃止を容認 2021年3月のダイヤ改正で

上幌延駅
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北海道幌延町は3月28日、同町内の宗谷本線上幌延駅と安牛駅の廃止を容認すると発表した。

2019年12月3日、JR北海道から宗谷本線沿線の26市町村と6つの経済団体から構成される宗谷本線活性化協議会に対して、同社が維持できないとする「過去5年間、乗車人員が1日平均3名以下の無人駅」についての存廃方針を2020年3月までに報告する要請が出されていたことを受けたもの。

幌延町内では下沼(しもぬま)・上幌延・南幌延・安牛・雄信内(おのっぷない)・糠南(ぬかなん)・問寒別(といかんべつ)の7駅が廃止対象に挙げられており、これらを町が維持管理する年間費用を340万円と試算。これに修繕などの臨時的費用70万円を含むと410万円になるとしていたが、費用や人材面ですべてを存続させることを困難と判断。地域の足として必要なものや、秘境駅などの観光資源として活用できるものを除いた駅の廃止を容認することになった。

上幌延駅と安牛駅は、7駅のなかでも利用が比較的少ない点、ホームが盛土式のため維持費用が嵩む点、両駅に近接する南幌延駅を存続させれば地域の足を確保できると判断された点が廃止容認の理由に挙げられている。

方針はすでにJR北海道へ伝達されており、正式に決まれば、2021年3月のダイヤ改正で廃止される運びとなる。

なお、新聞報道などによると、幌延町以外では、稚内市内の1駅、美深町内の4駅、名寄市内の1駅、士別市内の1駅、比布(ぴっぷ)町内の2駅を廃止する方針が伝達されたとされており、剣淵町内の2駅は廃止の方向で検討が続いているという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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