空気は6~8分程度で入れ替わる…JR東日本が新型コロナウイルスを睨み、列車内の換気に言及

排気扇で車内の空気を排出している『成田エクスプレス』用のE259系。
排気扇で車内の空気を排出している『成田エクスプレス』用のE259系。全 4 枚

JR東日本からこのほど、列車内における換気についてアナウンスされた。

新型コロナウイルスの感染予防は、密閉・密集・密接のいわゆる「三密」を避けることと言われているが、加えて換気を頻繁に行うことも推奨されている。

一部を除いて窓が開かない現代の車両においては、一定時間密閉状態となることは避けられない。とくに、高速走行する新幹線車両では、トンネル突入時に発生する「耳ツン」と呼ばれる不快な症状を緩和するため、車内の気密性が高められていることから、換気の問題は一層重要になってくる。

JR東日本が今回公表した「新幹線車両、在来線特急車両の車内の空気循環について」によると、東北・北海道新幹線で使用しているE5系などの新幹線車両では、床下にある換気装置で外部から空気を取り込み、隣接する空調装置で循環。その一部を換気装置を通して排出することで換気を行なっているとしている。

またE259系などの在来線車両では、空調装置を通して外部から空気を取り込み循環させており、車両の端に取り付けた「排気扇」と呼ばれる装置を通して排出しているとしている。

これらの仕組みにより、車内の空気はおよそ6~8分程度で入れ替わるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  3. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  4. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  5. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る