ベントレー フライングスパー 新型、スマホサイズの「タッチスクリーンリモート」採用…後席乗員が各種機能を遠隔操作

ドライバーだけの情報に後席乗員もアクセス可能

リチウムポリマーバッテリー内蔵で長時間作動

ボンネットのフードマスコットの格納&展開も後席から操作可能

ベントレー・フライングスパー 新型のタッチスクリーンリモート
ベントレー・フライングスパー 新型のタッチスクリーンリモート全 15 枚

ベントレーは4月9日、新型『フライングスパー』(Bentley Flying Spur)に、新開発の「タッチスクリーンリモート」を採用した、と発表した。

2世代目となる新型フライングスパーのパワートレインには、直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボを搭載する。このエンジンは、最大出力635ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WDを組み合わせる。

従来型フライングスパーでは、常時4WDとなり、前後トルク配分が60対40に固定されていた。新型の場合は、リアアクスルにトルクが伝達される2WD走行が基本になる。路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、自動的に4WDに切り替わり、フロントアクスルにもトルクが伝達される。新型は、0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を備えている。

ドライバーだけの情報に後席乗員もアクセス可能

タッチスクリーンリモートは、新型フライングスパーの後席乗員向けの装備だ。ベントレーらしい優美な素材が使用されており、コンソールに一体化されていて目立たないように配慮された。また、ボタンひとつで簡単に取り外すことができる。タッチスクリーンリモートによって、ブラインド、リアシートのマッサージ機能、後席のクライメートコントロールなどさまざまな操作が可能だ。ムードライティングなどの設定を保存することもできる。ベントレー・フライングスパー新型ベントレー・フライングスパー新型

後席の乗客は、タッチスクリーンリモートを利用して、さまざまなドライバー情報にアクセスできる。これは、従来、ドライバーしかアクセスできなかったものだ。 現在の車速、移動距離、外気温度、ナビゲーションなどの情報が、後席に居ながら確認できる

タッチスクリーンリモートは、ボタンに触れるだけで、リアセンターコンソールの上へ自動的に展開し、後席の乗客が利用できるようになる。スマートフォンサイズのタッチスクリーンリモートは、それ自体が強力なコンピューティングデバイスだ。4コアプロセッサと1GBのオンボードRAMによって、パフォーマンスを向上させている。

リチウムポリマーバッテリー内蔵で長時間作動

シャープな1280×720ピクセルのディスプレイがインターフェースを形成し、3軸加速度計や近接センサーを含む最先端センサーが触覚フィードバックと組み合わされて、タッチスクリーンリモートを使いやすく直感的に使用できるようにしている。 3200mAhのリチウムポリマーバッテリーは、長距離移動で充電を行わなくても、長時間作動する。ベントレー・フライングスパー新型ベントレー・フライングスパー新型

新開発のシートはツインフルートデザインを採用する。乗員は背もたれとクッションを14通りに調節可能だ。シートヒーター&ベンチレーションの6つの設定、5つのマッサージ機能などを画面でコントロールして、高いレベルのパーソナライズを確保できる。また、タッチスクリーンリモートは、ファンの回転速度、温度、空気配分、イオナイザーなど、後席の両側の空調機能を個別にコントロールして、乗員の快適性を引き上げる。

キャビンの照明は、昼夜を問わずコントロールできる。 タッチスクリーンリモートは、パノラマサンルーフとウインドウを制御して、室内に自然光が差し込むようにする。また、プライバシーを高めるために、パノラマサンシェードとリアウィンドウブラインドを最適に調整する。オプションのムードライティングを使用すると、後席の乗員は、好みの設定をお気に入りとして保存でき、周囲の色と明るさを自分の好みに合わせることができる。

リアシートは、贅沢かつ居心地のよい空間を目指した。センターアームレストは折畳み式だ。センターヘッドレストは手動展開式。使わないときは収納して、視界を確保できる。「ミューラー」のドライビングスペシフィケーションをオプションで選択すると、新デザインの3Dレザーに伝統的なステッチと刺繍が添えられる。ベントレー・フライングスパー 新型ベントレー・フライングスパー 新型

ボンネットのフードマスコットの格納&展開も後席から操作可能

新型のオーディオシステムは3種類あり、スタンダートシステムは650W、10スピーカーだ。Bang & Olufsenは1500W、16スピーカーで、イルミネーテッドグリルが付属し、BeoSonicシステムも搭載される。ワンタッチ式ユーザーインターフェースで、シンプルかつ直感的なトーン設定が可能だ。

オーディオ愛好家に向けて、2200W、19スピーカーの「Naim for Bentley」をオプションで用意している。フロントシートにアクティブバストランスデューサーを内蔵し、サウンドモードは8種類から選択できる。

さらに、ボンネットの先端に装着されている「フライングB」のマスコットは、タッチスクリーンリモートによって、格納と展開が行える、としている。
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《森脇稔》

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