VW ゴルフ 新型、48Vマイルドハイブリッド仕様を発表

48Vマイルドハイブリッドで燃費は最大10%向上

車載SIMカードによって「Car2X」通信が可能に

音声で空調をコントロール

フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型
フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型全 16 枚

フォルクスワーゲンは、現在開催中のバーチャルモーターショーにおいて、新型『ゴルフ』(Volkswagen Golf)の48Vマイルドハイブリッド車を発表した。

画像:VW ゴルフ 新型

バーチャルモーターショーは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、3月に予定されていたジュネーブモーターショー2020が中止されたことを受けての対応だ。ジュネーブモーターショー2020のフォルクスワーゲンブランドのブースを、3Dでリアルに再現している。

ユーザーは4月17日までの2週間、自宅から24時間、フォルクスワーゲンブランドのすべての新しいモデルを体験できる。360度ツアーは、ユーザーがショーに没頭できるインタラクティブなデジタル体験を作り出す。 ブースを散歩したり、全方位から車両を眺めたり、使いやすい機能を利用して、ボディカラーやホイールのデザインを変更することもできる。

48Vマイルドハイブリッドで燃費は最大10%向上

新型ゴルフには、新開発のマイルドハイブリッドシステム「eTSI」が設定される。欧州で導入車種が拡大している48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用する。新型ゴルフのeTSIは、ベルト駆動式スタータージェネレーター、48Vリチウムイオンバッテリー、最新世代の効率的な直噴ガソリンターボ「TSI」エンジンで構成されている。

高速道路など低負荷走行時には、エンジンを停止し、コースティング(惰性走行)することが可能だ。これにより100km走行あたり、燃料を最大0.4リットル節約する。率にして、最大10%燃費(WLTP計測モード)を向上させるという。フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型

また、このマイルドハイブリッドシステムは、始動時に電気的ブーストをかけ、駆動トルクを増加させる小型軽量な発電機として機能する。これは、エンジンをスムーズに始動させるのが狙いだ。さらに減速時には、スタータージェネレーターはバッテリーに電力を蓄える役割も果たす。

新型ゴルフの48Vマイルドハイブリッドは、欧州での発売当初、排気量1.0と1.5リットルエンジン、デュアルクラッチトランスミッション(DSG)との組み合わせになる。1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの場合、最大出力は150psを引き出す。

車載SIMカードによって「Car2X」通信が可能に

「Car2X」通信機能を標準装備した。各システムは、互いにリンクされているだけでなく、オンライン接続ユニット(OCU)により、車両以外の世界にも接続されている。標準装備される「eSIM」を統合したOCUは、「We Connect」や「We Connect Plus」のオンライン機能やサービスとリンクしている。新型ゴルフは、Car2Xを介して、周囲環境と接続する機能を標準装備した最初のフォルクスワーゲン車だ。

Car2Xにより、交通インフラからの信号や、最大800m離れた他車からの情報を受け取り、ディスプレイを介してドライバーに通知することが可能になる。これらの警告を、Car2X機能を搭載した他車とも共有する。スウォームインテリジェンス(群知能)は、現実のものとなりつつあり、交通安全の新たな段階の始まりになるという。フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型

音声で空調をコントロール

音声コマンドによって、空調システムの温度などを調整できるエアコンを搭載した。

3ゾーンオートエアコン「Air Care Climatronic」を採用する。この新開発の空調システムでは、ボタン操作だけでなく、音声コントロールによって、エアコンを最適に制御できる。例えば、「足を暖かく」と言えば、足元から温風が吹き出し、「視界をクリアに」と言えば、デフロスターが作動する。

ドライバーと同乗者は、インフォテインメントシステムの画面下のタッチパネルに触れて、Air Care Climatronicのメニューをコントロールする。タッチパネルの画面には「スマート・クライメート」メニューがあり、ワンタッチで、または音声コントロールを使用して、直感的にコントロールできる。

フォルクスワーゲンは、頻繁に使用される5つのメニューをスマート・クライメートに採用した。デフロスターや風の吹き出し位置、外気導入と内気循環などが切り替えられる。

新開発のデジタルマイクも採用。話しているのが、ドライバーか乗員かを識別し、空調を個別に制御する。「寒い」または「暖かい」と言えば、Air Care Climatronicが、運転席側または助手席側の温度を変更できる。
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《森脇稔》

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