ZF、マスクの生産を開始…ブレーキキャリパー工場に製造ライン開設

ZFが中国江蘇省の張家港工場に開設したマスクの製造ライン
ZFが中国江蘇省の張家港工場に開設したマスクの製造ライン全 1 枚

ZFは4月20日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大で不足しているマスクの製造ラインを、中国江蘇省の張家港工場に開設した、と発表した。

同工場では2015年に、電動パーキングブレーキを含めたブレーキキャリパーの生産を開始した。稼働からおよそ4年半で、2000万個のブレーキキャリパーを生産している。工場では主にキャリパーにモーター技術を組み合わせた電動パーキングブレーキ(EPB)を生産している。

ZFは、この張家港工場にマスクの製造ラインを開設した。これは、ZFが従業員の健康と安全をサポートし、社会的責任を果たしていることを示すものになるという。

張家港工場で生産されるブレーキキャリパーの100万個あたりの不良率は、0.35を下回っている。同工場は、生産効率と品質の面で高い水準を備えており、そのノウハウをマスクの生産にも生かしていく。

ZFは、中国の工場はビジネスのブレークスルーを達成しており、新型コロナウイルスの感染拡大中にも、さまざまな防止策を実行することにより、困難な課題を乗り越えてきた、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る