MaaS世界市場、7年後には120倍以上に成長 520億米ドルを超える収益に

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

グローバルインフォメーションは、Juniper Researchが発行する市場調査レポート「MaaS(Mobility as a Service) - ビジネスモデル、ベンダー戦略、市場予測:2020年~2027年」の販売を4月22日より開始した。

同レポートによると、バス、タクシー、鉄道、地下鉄など、さまざまな輸送サービスを単一のアプリに統合するMaaSプラットフォームの使用により生み出される収益は、2020年の4億0500万米ドル(約433億円)から2027年までに520億米ドル(約5兆5640億円)を超える見通しだとしている。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより2020年は交通量が大幅に削減されるが、2021年以降には劇的な成長が実現すると予測している。

MaaSは、都市環境にて、よりよい移動手段の提案、道路混雑の軽減を通じて、市民の移動時間を大幅に節約する。2027年までには、MaaSによりユーザー1人あたりの通勤時間を年間2.7日節約できるようになる見込み。生活の質の向上は、市当局がMaaS戦略をいつ実行するかを決定する上での主要な要素となる。

パンデミックの影響により2020年のMaaSプラットフォームの成長は抑制されると予測するが、2021年に都市が輸送戦略を再評価するとMaaSイニシアチブは急速に回復する見通しだ。同レポートでは、2021年に先立ち、将来の成長を確実にするため、MaaSプラットフォームプロバイダーが交通当局と協力関係を構築することを推奨。特に中立的なプレーヤーとしてライセンスプラットフォームに焦点を当てることが有効であるという見解となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る