「セダン愛」あふれたあの頃のホンダ4ドアセダン【懐かしのカーカタログ】

「セダン愛」あふれたあの頃のホンダ4ドアセダン【懐かしのカーカタログ】
「セダン愛」あふれたあの頃のホンダ4ドアセダン【懐かしのカーカタログ】全 16 枚

ホンダのセダンといえば『アコード』『シビック』や『レジェンド』がまず思い浮かぶ。しかし80~90年代、品のあるスタイルと、それまでのホンダ車とはイメージを異にした、ストローク感のある乗り味が心地いいセダンが存在した。今回はそんなセダン(含むハードトップ)のカタログを発掘してみた。

【画像全16枚】

コンチェルト(1988~1992年)

ホンダ コンチェルト(1988~1992年)ホンダ コンチェルト(1988~1992年)
フラッグシップの初代『レジェンド』に続くホンダとイギリスのローバーグループの共同開発車。ベースは『シビック』だったが、4輪ダブルウイッシュボーンのサスペンションはストロークが伸ばされるなどし、同列の他のホンダ車とはひと味違う、大人びた快適な乗り味が特徴。木目パネルや本革シートが設定された内装、上品な外観(4ドアと5ドアがあった)など、まさに小さな高級車だった。

ホンダ コンチェルト(1988~1992年)ホンダ コンチェルト(1988~1992年)

アコード・インスパイア/ビガー(1989~1995年)

ホンダ アコード・インスパイア(1989~1995年)ホンダ アコード・インスパイア(1989~1995年)
4代目『アコード』と前後して登場したモデル。“FFミッドシップ”を特徴とし、搭載エンジンは5気筒(2リットルと2.5リットル)。2805mmのロングホイールベースの“八頭身フォルム”と呼ばれた優雅なスタイリングをもっていた。当初は5ナンバーボディだったが、途中から1775mmに拡幅したモデルがメインに。天童木工製の本木目パネル(ミルトル、ゼブラ)やシート表皮にもこだわっていた。

ホンダ アコード・インスパイア(1989~1995年)ホンダ アコード・インスパイア(1989~1995年)

ドマーニ(1992~1997年)

ホンダ ドマーニ(1992~1997年)ホンダ ドマーニ(1992~1997年)
『コンチェルト』の後継車種として登場。シビッククラスの決して派手さはないセダンだったが、全車に運転席エアバッグを標準装備するなど、安全性にも配慮。全高を1390mmと余裕をもたせ、後席は前席より座面を20mm高くし、背もたれの角度も26度(当時の一般的なセダンは28度と当時の資料では説明している)としたことで快適な着座姿勢を造っていた。窓まわりに段差を作らないプレスドアで、見た目と風切り音の低減に配慮。

ホンダ ドマーニ(1992~1997年)ホンダ ドマーニ(1992~1997年)

アスコット/ラファーガ(1993~1997年)

ホンダ アスコット/ラファーガ(1993~1997年)ホンダ アスコット/ラファーガ(1993~1997年)
『アスコット』の初代は4代目の『アコード』セダンとの“形違い”だったが、写真のカタログの2代目では、新たに『ラファーガ』を兄弟車として従えデビューした。『インスパイア/ビガー』と同じ5気筒FFミッドシップで、ただしホイールベースはこちらは2770mmとし、手頃なセダンに仕立てられていた。

どちらかというと、これみよがしなトコロがない趣味のよさが感じられるセダンで、さり気なく、当時は先端の電動格納式液晶ディスプレイのホンダ・ナビゲーションシステムなどを設定した。

ホンダ アスコット/ラファーガ(1993~1997年)ホンダ アスコット/ラファーガ(1993~1997年)

シビック・フェリオ(1991~1995年)

ホンダ シビック・フェリオ(1991~1995年)ホンダ シビック・フェリオ(1991~1995年)
今回選んだ中で、『シビック』というと本流といえるモデル。しかし“フェリオ”のサブネームが付いた本モデルは、ハッチバック系同様、ノッチバックセダンとして5世代目にして大改革されたモデルだった。というのも、SiRに専用のフル4シーター・スポーツシートが与えられたから。当時、デザイナーへのインタビューの席で「ほぉ!」と驚かされたのを思い出す。スタイリングもハイデッキのセダンとしては斬新なものだった。

ホンダ シビック・フェリオ(1991~1995年)ホンダ シビック・フェリオ(1991~1995年)

バラード(1983~1986年)

ホンダ バラード(1983~1986年)ホンダ バラード(1983~1986年)
『バラード』は『シビック』の4ドアセダンの兄弟車として初代から設定があった。3代目“ワンダー・シビック”の“3シリーズ(3ボックスの4ドアセダン)”とも基本は共通だったが、何とスポーツクーペのバラードスポーツ『CRーX』と同じ、セミリトラクタブルヘッドライトが与えられていた点がポイント。とはいえ筆者はこの実車を目の当たりに見た記憶がなく、しかも後期型では普通の固定式ヘッドライトに改められていたのだった……。

ホンダ バラード(1983~1986年)ホンダ バラード(1983~1986年)

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 全取締機に対応! ユピテル、レーザー&レーダー探知機2機種を発売 制限速度表示など新機能も
  2. スバル『レヴォーグ』は次期型を待つべきか、現行型を買うべきか…ストロングハイブリッド投入時期は?
  3. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  4. ホンダアクセス、『フィット』向け「テックマチックシステム」改良…マルチビューカメラ装備車にも対応
  5. 【スズキ ワゴンR 新型試乗】「MTが少ない」と嘆くあなたに、『ワゴンR』があるじゃない…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  3. GaNで車載オーディオが変わる? 次世代D級アンプが示した高音質化の可能性
  4. 山岳トンネル工事でロックボルトを自動打設、三井住友建設が「離れteロック」開発…俵山・豊田道路第2トンネル工事に導入
  5. フィジカルAIがもたらす自動車業界の地殻変動とモビリティの未来…博報堂DYホールディングス 執行役員 CAIO 森正弥氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る