コンチネンタル、パワートレイン新会社の分離独立 IPOを延期

コンチネンタルのパワートレイン部門が独立した新会社「ヴィテスコ・テクノロジーズ」
コンチネンタルのパワートレイン部門が独立した新会社「ヴィテスコ・テクノロジーズ」全 3 枚

コンチネンタル(Continental)は4月30日、パワートレイン部門を独立させた新会社「ヴィテスコ・テクノロジーズ」のIPO(新規株式公開)を延期すると発表した。

ヴィテスコ・テクノロジーズは2019年4月から、コンチネンタルから独立した企業として事業を開始した。「ヴィテスコ」とは、生命を意味するラテン語の「vita」に由来し、エネルギー、スピード、敏捷性というイメージを想像させるものとした。

ヴィテスコ・テクノロジーズでは、内燃エンジン事業に加えて、ハイブリッドや電動ドライブシステムを含むすべての事業やバッテリー事業を手がけている。パワートレイン電動化の分野において長年の経験を積み、単一の動力源からパワートレインの完全な電動化を実現できるシステムサプライヤーとして、48ボルトシステム、トランスミッションシステム&アクスルの統合ハイブリッドソリューションから、高効率のパワーエレクトロニクス完全Eドライブ、インテリジェントなエネルギーと熱管理を通して最適化された充電エレクトロニクス、バッテリー管理システムなど、商品ラインナップは幅広い。

コンチネンタルは、このヴィテスコ・テクノロジーズのIPOを延期する。これは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受けての対応だ。新型コロナウイルスに伴い、世界経済の不確実性が増しているため、ヴィテスコ・テクノロジーズは2020年のIPOを見送る。

コンチネンタルのエルマー・デゲンハートCEOは、「IPOは正しいステップ。市場環境が目覚ましく改善され、現在よりも予測可能になったら、IPOを実施していく。」

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る