Mellow(メロウ)とCarstay(カーステイ)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最前線で闘う医療従事者を支援するプロジェクト「モビリティで医療従事者支援~フード&シェルタープロジェクト~」を開始した。
メロウはキッチン設備・料理人・「困っている人を食の力で助けたい」という気持ちを併せ持つフードトラック事業者を「フードトラック駆けつけ隊」として組織する。カーステイは、キャンピングカーなど車中泊仕様の車両に特化したカーシェアサービス「バンシェア」を展開。新プロジェクトでは両社の強みを活かし、医療現場を支える医療従事者に、温かい食事と休憩スペースを提供する。プロジェクトには、トヨタファイナンシャルサービス、車のサブスクリプション事業を展開するKINTOが協賛。さらにデンソーも賛同している。
カーステイは、医療機関の空きスペースに休憩施設としてキャンピングカーやキャンピングトレーラーを配置する。メロウはその周囲にフードトラック駆けつけ隊を派遣。医療従事者に健康的な食事を無償で提供する。また、トヨタファイナンシャルサービスとKINTOはキャンピングカーなどの提供にかかる費用や食材、交通費などを支援。デンソーはキャンピングカー内の除菌、消臭用の「車両用クレベリン」を無償で提供する。
メロウは2019年9月の台風15号による千葉県大規模停電の際、8日間で32社のフードトラック事業者を派遣。現地に駆けつけた事業者は、のべ4000食の温かい食事を無償提供している。今回のプロジェクトには、180の事業社が賛同。フードトラック駆けつけ隊で医療現場を支援する。またカーステイは、キャンピングカーなどを提供することで、医療従事者の休息スペース不足を解消する。
台風15号の千葉県大規模停電時の支援の様子