アルファロメオ ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力

2020年モデルに新デザインのテールランプ

8.8インチのセンタータッチスクリーンディスプレイ新採用

レベル2 の自動運転が可能に

アルファロメオ ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力
アルファロメオ ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力全 14 枚

アルファロメオは5月7日、『ジュリア』(Alfa Romeo Giulia)の高性能グレード、「クアドリフォリオ」の2020年モデルを欧州で発表した。

ジュリアは、2015年秋に欧州で発表されたスポーツセダンだ。メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』、ボルボ『S60』、ジャガー『XE』、レクサス『IS』などのライバルと競合する。

2020年モデルに新デザインのテールランプ

ジュリアの高性能グレードが、クアドリフォリオだ。フェラーリがチューンした2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力510hp、最大トルク61.2kgmを引き出す。0~100km/h加速3.9秒、最高速307km/hの性能を発揮する。

アルファロメオは、このジュリアのクアドリフォリオの2020年モデルを欧州で発表した。2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンのスペックは、最大出力510hp、最大トルク61.2kgmで変わらない。

エクステリアには、新たにダークレンズを備えたLEDテールランプと、光沢ブラック仕上げのリアエンブレムが装着された。

8.8インチのセンタータッチスクリーンディスプレイ新採用

インテリアは、2020年モデルで大幅に変更を受けた。センターコンソールの新しいデザインが特長で、より多くの収納スペースを持つ。革巻きのステアリングホイールとシフトレバーも新デザインだ。シートベルトも新しくなり、赤または緑、クラシックな黒が用意されている。

オプションで、穴あき加工が全体に施されたレザー&アルカンターラの電動スポーツシートが設定された。スパルコ製のカーボン構造のスポーツシートも選択できる。

8.8インチのセンタータッチスクリーンディスプレイを備えた新開発のインフォテインメントシステムを採用する。これにより、多くのコネクトサービスと新しいインターフェイスが利用できる。

クアドリフォリオの専用装備として、パフォーマンスページや、ドライバーに車両の状態をリアルタイムで表示する画面がある。この画面には、主要な駆動システムの温度やトルクの伝達、ターボのブースト圧、電圧、デジタルクロノメーターなどが含まれる。加速度と最高速の測定も可能だ。

レベル2 の自動運転が可能に

2020年モデルでは、ボッシュと共同開発されたレベル2の ADAS(先進運転支援システム)が導入された。特定の条件下において、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で行う部分自動運転を可能にしている。

「レーンキープアシスト」は、ウインカーの作動なしで車両が車線から逸脱したことを検知し、ドライバーに警告する。そして、車両を元の走行レーンに戻す。

「アクティブブラインドスポットアシスト」は、接近する車両を検知し、衝突を回避するためにステアリング操作を支援する。「アクティブクルーズコントロール」は、前車との安全な車間距離を維持しながら、車速を自動的に調整する。アクティブクルーズコントロールは、交通標識認識システムと組み合わせて、速度を設定された制限内に維持する。交通標識認識とインテリジェント速度制御は、車載カメラを使用して交通標識を認識し、ディスプレイに表示して、制限速度をドライバーに知らせる。

渋滞アシストと高速道路アシストは、アクティブクルーズコントロールを補完する機能だ。車両をレーンの中央に保ち、速度も自動的に調整する。「ドライバーアテンションアシスト」は、ドライバーの眠気を検出し、必要に応じて警告を発する。

《森脇稔》

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