ポルシェ、サーキット走行支援アプリに新機能…「バージョン3.2」を欧州発表

モータースポーツに由来するスマートフォンアプリ

アプリ内の国際サーキットの数は300以上に増加

アプリに複数の新機能

ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリ
ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリ全 7 枚

ポルシェ(Porsche)は5月7日、サーキット走行を支援する「ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリ」に、新機能を導入した「バージョン3.2」を欧州で発表した。

画像:ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリ

モータースポーツに由来するスマートフォンアプリ

ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリは、Appleの「CarPlay」を使用して車載画面にサーキット走行データなどを直接表示し、「ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)」システムによって操作できるようにしたものだ。

モータースポーツに由来するこのスマートフォンアプリは、サーキットにおいてPCMディスプレイにパフォーマンス関連のデータを表示し、後で分析するために記録する。

PCMや「ポルシェ・コネクト」を含むナビゲーションモジュールとの組み合わせで利用できるポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリによって、顧客のパフォーマンスをより詳細に計測し、評価することができる。インターフェースは素早く直感的に操作できるよう最適化され、アプリを使ってドライビングデータをスマートフォン上で表示、記録、分析できる。ラップタイムは、PCMのGPS信号を介して自動的に、または「クロノパッケージ」に含まれるスイッチを操作して手動で記録される。また、記録したタイムはスマートフォン上で比較することも可能だ。

サーキットでは、ダイナミックなパフォーマンスがスマートフォン上で可視化される。セクターやラップタイムのほか、現在のラップとあらかじめ設定した参考ラップとの偏差を表示。運転データのグラフ解析やビデオ分析により、ドライビングパフォーマンスの向上を支援する。記録された統計情報や、サーキットとドライバーのデータは、スマートフォンで管理・共有することもできる。なお、ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリは公道で使用することはできない。ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリによる走行イメージポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリによる走行イメージ

アプリ内の国際サーキットの数は300以上に増加

ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリの新しいバージョン3.2では、100のプログラム済みサーキットが追加されており、アプリ内の国際サーキットの数を300以上に増やすことができる。このアプリは、新型ポルシェ『911』と『718ボクスター』『718ケイマン』で利用できる。

ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリは、サーキットでの走行データを記録、分析、表示する。目標は、ドライバーが運転技能を向上できるようにすることだ。この目的のために、走行中に、速度、縦方向と横方向の加速度、ブレーキ力、エンジン回転数に関する詳細なリアルタイムデータが評価される。アプリは、PCMを介して車内のさまざまなコントロールユニットに接続されており、車両のセンサーからのデータはアプリによって記録され、基準ラップまたは自己ベストと比較して分析される。ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリの使用イメージポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリの使用イメージ

アプリに複数の新機能

ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリは、GPSデータを使用したラップタイムの自動記録が可能だ。「ライブ表示」機能は、サーキットを走行している時、ラップタイマーが現在のラップタイムの予測を含めて、基準ラップに対する現在のラップタイムと速度偏差を表示する。加速度やその他の車両データに基づいて、パフォーマンスを視覚化する。

「ビデオ分析」機能では、走行中にスマートフォンやカメラが撮影した映像を記録し、後で走行データと組み合わせることができる。

「運転性能分析」機能では、車載センサーへの接続により、ステアリング角度、ブレーキ力、アクセルペダル位置などの幅広い情報が利用できる。この情報は、以前のラップデータと比較することができ、ドライバーが改善できる点を素早く確認することができる。ビデオと運転データをエクスポートして、詳細な分析を行うことも可能だ。

データは、「AirDrop」を使って簡単に転送できる。「iPad」で詳細に分析することも可能だ。「Apple Watch」アプリを使用すると、記録を開始・停止したり、ドライバーの脈拍を記録したりできる。Apple Watchは、ドライバーがベストタイムを達成した場合、振動してドライバーに知らせる。また、運転体験はソーシャルメディアで共有することも可能だ。

《森脇稔》

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