3月の世界新車販売台数、39%減の555万台…リーマン超えの大幅減少

3月の世界新車販売台数は39%減の555万台(イメージ)
3月の世界新車販売台数は39%減の555万台(イメージ)全 3 枚

JATOジャパンは、世界の自動車市場についての最新レポートを公開。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年3月の世界自動車販売台数は昨年同月比39%減となる555万台となり、2008年11月の世界金融危機(25%減)を上回る大幅な減少となった。

中国、欧州、米国のすべてが前年同月比2ケタの減少を記録した。最も大きな影響を受けたのは欧州で、27か国における乗用車の販売台数は同52%減の84万8800台。過去38年間で最低となった。フィンランドは外出自粛が強制ではないこと、リトアニアはディーラーへ行く必要なく新車を購入できることから変動はわずか。スウェーデンも外出規制令が出されてなく販売台数は微減に留まった。対照的に、イタリア、フランス、スペイン、オーストリア、アイルランド、スロベニア、ギリシャ、ポルトガルでは、新型コロナウイルスの影響が3月にピークを迎えていたため、大部分の国がロックダウンを実施。8か国合計の販売台数は、同75%減の16万1800台まで減少した。

米国は欧州よりダメージが小さく、同38%減の100万台。新型コロナウイルス感染拡大が欧州より遅く、3月の時点では、外出規制は特定の地域でしか実施されていなかったことが要因だ。中国は2月の同78%減から30%減に改善。ウイルスの影響が減少を続けていることや政府による自動車市場に対する支援により、4月はさらなる好結果が期待できるとみている。

《纐纈敏也@DAYS》

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