メルセデスベンツ Eクラス 改良新型、新世代ステアリングホイール採用…今夏欧州発売へ

ステアリングホイールに静電容量式タッチセンサー

最大で12.3インチのスクリーンを2個配置

身長を入力するとシートが自動的に適切な位置に移動

メルセデスベンツ Eクラス 改良新型
メルセデスベンツ Eクラス 改良新型全 13 枚

メルセデスベンツは、今夏欧州で発売する予定の改良新型『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)のセダンとステーションワゴンに、新世代のステアリングホイールを採用すると発表した。

ステアリングホイールに静電容量式タッチセンサー

この新世代のステアリングホイールは、デジタル化されているのが特長だ。ステアリングホイールには、静電容量式のタッチセンサーが組み込まれており、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知する。これは、自動運転時代の到来を想定した装備といえる。

スポーク部分に配置されたタッチコントロールボタンも、デジタル信号で作動する。これにより、ドライバーは正確に操縦すると同時に、快適かつ安全に数多くの快適装備と先進運転支援システム(ADAS)を操作することができるという。

改良新型Eクラスのエンジニアとデザイナーは協力して、この新世代のステアリングホイールを開発した。ステアリングホイールは、シートととともに、ドライバーが常に触れている部分だ。指先は、通常気づかないような小さなことを感じ取る。例えば、ステアリングホイールの凹凸が気になる場合や、手にぴたりと収まらない場合など、その感触がフィードバックとして脳に送られ、車が気に入るかどうかが決まるという。

最大で12.3インチのスクリーンを2個配置

改良新型Eクラスの新世代のステアリングホイールは、オールレザー、ウッド&レザー、スーパースポーツの3種類が、グレードやトリムに応じて採用される。コントロール部分はハイグロスブラック仕上げで、トリムエレメントとサラウンドはシルバーシャドウ仕上げとした。

メーターパネルとメディアディスプレイは、タッチコントロールボタンに沿ってスワイプすることで操作できる。タッチコントロールボタンは、光学式から静電容量式に変わった。これにより、機械的なシステムが不要になり、タッチ面も指紋の影響を受けにくくなった。

改良新型Eクラスには、最新世代のマルチメディアシステムの「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が搭載されている。2つの大型10.25インチスクリーンが標準だ。オプションで、2つの12.3インチスクリーンが選択できる。インストルメントクラスターとメディアディスプレイの情報は、大型の高解像度スクリーンで簡単に確認できる。

身長を入力するとシートが自動的に適切な位置に移動

改良新型Eクラスのインテリアは、新しいカラーと素材によって、アップグレードが図られた。マグマグレー/ネヴァグレー、ブラック/ナッツブラウン、マグマグレー/マキアートベージュなど、新しい色の組み合わせが選択できる。オープンポアシルバーアッシュウッドやブラッシュアルミなどのトリムも設定している。

シートは、運転席にアダプティブシート調整機能を導入した。これは、ドライバーの身長をメディアディスプレイや「Mercedes me」に入力すると、シートが自動的に適切な位置に移動するシステムだ。

フロントシートのデザインは、快適性を損なうことなく、横方向のサポートを高めている。仕様に応じて、中央部には、横方向または縦方向のステッチが入る。シートの背もたれとクッションの中央部分の色は、シートのデザインに合わせられている。ファブリック、人工皮革の「ARTICO」、エンボス加工されたレザー、ダイヤモンドキルティング加工のナッパレザーと、さまざまな素材の組み合わせが可能、としている。

《森脇稔》

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