[プロショップ訪問]一般取り付けからハイファイまで、経験に裏打ち…サウンドステーション・オートステーションK2

【プロショップ訪問記】サウンドステーション・オートステーションK2はオープンして早や30年。一般取り付けからハイファイシステムまで経験に裏打ちさられたノウハウで応えてくれる老舗ショップ。
【プロショップ訪問記】サウンドステーション・オートステーションK2はオープンして早や30年。一般取り付けからハイファイシステムまで経験に裏打ちさられたノウハウで応えてくれる老舗ショップ。全 11 枚

関西国際空港から(和歌山方面/南へ約15分)国道26号線、南海団地交差点北付近に居するオートステーションK2をご紹介しよう。

平成2年、同地にカー用品の総合専門ショップをオープン。タイヤ、ホイール、ドレスアップ、そしてカーオーディオ関連は創業当初からもっとも力を注いできた。

代表を務める畑中氏は国産メーカーから海外の有名ブランドまで幅広いブランドを取り揃え、インストールと音創りに前向きに取り組む。当時の最先端というとカロッツェリアではパイオニアが開発したODR(オプティカル・デジタル・リファレンス)Xシリーズが1993年に発売。2000年にはアルパインF#1 Status(エフワン・ステータス)が発売された。カロッツェリア Xシリーズ、アルパイン F#1Statusともに高度なDSP(デジタルシグナルプロセッサー)が話題となる。

カー用のDSPは今日になっても基本内容は変わることなく綿密な調整ができ、個々のリスニング環境の弱点を改善することが可能だ。同店はアナログテープの終焉期からデジタルシステムに移行する時期を含め、数多くのシステム製作を手がけ、同時にサウンドコンテストへも積極的に加わる。パイオニア主催のカーサウンドコンテスト(1997/1st~2014/18th休止)ほか、ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト、毎年地元で行われている「まいど大阪・車音祭」にユーザーカーが多数出場。個々の部門に参加すると同時にイベントをサポートする側としても腕を奮っている。競技というと何か難しいとか、結果が怖いというイメージを抱く人もいるだろうが、そうではなく参加することで愛車のシステムの音作りに真摯に向き合ったり、ほかのエントリー車両との聴き比べしたり交流ができたり...と楽しいことのほうが多いのではないだろうか。

さて、近ごろの販売動向を尋ねてみると「取り付けが難しいのでは?」と悩んで相談に来られるユーザーが増えているという。事実、新しいクルマは電子制御が進み、デジタル制御/インターフェース網で画一化する傾向となってきた。このような状況下では操作性をそのままにしてアフターオーディオの取り付けが、ふた昔と比べて難しくなってきたのは事実である。しかし諦めるのではなく、プロショップの技術と専門知識、車両解析データ、取り付けのノウハウ、音調整を駆使することで音質向上と音場構築ができる。もちろん純正機能を損なわない使い勝手のよいオーディオシステムが出来上がる。

デモカーはプリウス50型とボルボ・XC60 T5を用意。ボルボは純正オーディオをそのままにして、パワーアンプ内蔵型デジタルシグナルプロセッサーと、フロントステージのスピーカーを交換。ヘリックス・P-SIX DSP MK2(8ch DSP内蔵/120W×6chパワーアンプ)を主軸にフロントステージはブラムの3ウェイ構成となっている。このようなシステムデザインはほんの一例で欧州車ユーザーに向けての提案のひとつ。まずは店内のディスプレイで試聴をしてほしいと畑中氏は語る。スピーカーの役割は大きく好みのサウンドを見つけてほしいと切望。あとサウンドステーションのウエルカムプラン11万円セットの売れ行きが好調のようで、オーディソンに変わりブラム最新スピーカー「L165 Solo」が加わった。ディスプレイにセットされているので、ぜひフレンチサウンドを聴いていただきたい。

幅広いユーザーに向けて高みあるサウンドを届けてくれるオートステーションK2。畑中代表、かずよさん、インストーラーの牧野さん、そして看板犬「あんこチャン」も加わって楽しさアップ。音創りと取り付けに悩んだら、まずは気軽に相談してみよう。

【プロショップ訪問記】サウンドステーション・オートステーションK2はオープンして早や30年。一般取り付けからハイファイシステムまで経験に裏打ちさられたノウハウで応えてくれる老舗ショップ。

《永松巌》

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