ポールスター初のEV、今夏欧州発売…充電ネットワークを約20万拠点に拡大

ポールスター 2
ポールスター 2全 4 枚
ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは6月2日、ブランド初のEVセダン、『ポールスター2』(Polestar 2)の今夏の欧州発売に合わせて、欧州での充電ネットワークを拡大すると発表した。

ポールスターの第1号車となるのが、高性能PHVクーペ『ポールスター1』だ。続くポールスター2は、ポールスター初のピュアEV。テスラ『モデル3』と競合するミッドサイズEVセダンとなる。ポールスター2は、「プレミアムな5ドアファストバックEV」をテーマに開発された。車台は、ボルボカーグループの「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームがベースとなる。

EVパワートレインは、前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。2つのモーターは合計で、最大出力408hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。強力なモーターを搭載するポールスター2は、0~100km/h加速5秒以下の性能を発揮する。27個のモジュールで構成されるバッテリーパックは床下にレイアウトされ、蓄電容量は78kWhだ。1回の充電での航続は、最大470km(WLTPサイクル)の性能を備えている。

ポールスターは、このポールスター2の今夏の欧州発売に合わせて、欧州での充電ネットワークを拡大する。ポールスターは、欧州で充電サービスを手がけるプラグサーフィン社と提携。ポールスター2の顧客が、19万5000か所以上の充電ポイントを利用できるようにする。

また、プラグサーフィン社の4RFIDタグを利用すると、ポールスター2の顧客は、複数の充電サービスプロバイダーのアプリ、アカウント、認証プロセスを1本化できる。プラグサーフィン社にアカウント登録すれば、ワンストップで支払や認証が行える、としている。

《森脇稔》

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