古野電気、業務車両管理サービス「まかせて可視CAR」開始へ

機能イメージ:運行日報の自動作成
機能イメージ:運行日報の自動作成全 5 枚

古野電気は、車両から取得した情報を活用する新たな業務車両管理サービス「まかせて可視CAR(まかせてかしかー)」を8月から開始する。

まかせて可視CARは、営業車や配送・運送車などに特化したテレマティクスサービス。車載端末から取得した情報をウェブ上で一括管理し、豊富なレポートを提供することで安全運転の促進や車両管理業務の効率化をサポートする。

業務車両を管理する企業では、「ドライブレコーダーだけでは事故が減らない」「勤務時間が正確に把握できない」といった課題を抱えており、車両管理サービスのニーズが高まっている。しかし導入時の設置工事など、手間やコストがかかることから、導入しづらいといった声があった。今回の新サービスは、専用の車載端末を車両のOBDコネクタに接続するだけですぐに利用可能。OBDが利用できないユーザーにも、一部機能を除き同様のサービスが利用できるソリューションを用意する。

新サービスでは、車両やドライバーの位置をリアルタイムに確認でき、急な集荷や問い合わせがあった場合でも即時に対応可能。また、走行時間やルートなどの履歴を保存し、自動で運行日報を作成するなど、車両運行管理の効率化を図る。安全面では、急ブレーキや急アクセル、規定速度を超過するなどの運転挙動を検知した場合、あらかじめ設定したメールアドレスへ検知情報を通知するほか、運転技術を自動評価。ドライバーごとに危険運転への指導や安全運転への意識改革を促し、事故リスクの低減を図る。このほか、車両の稼働状況が一目で把握でき、余剰車両の精査や車両保有台数の適正化を容易にし、コスト削減に貢献する。

古野電気では今後、ETC車載器やAIカメラと連携したソリューションの開発も検討しており、顧客ニーズに合った機能・サービスを拡張していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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