内閣府とドイツ当局、自動運転の安全性評価とサイバーセキュリティで共同研究

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内閣府とドイツ連邦教育研究省(BMBF)は6月2日、2017年に開始した自動運転に関する研究活動の連携を強化し、共同のステアリング委員会で新たに「安全性評価」と「サイバーセキュリティ」の研究開発計画を承認したと発表した。

[図版:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の概要]

自動運転の安全性を評価するためには、信頼できる効率的な試験手続きが必要となる。複雑な電子システムとソフトウェアの安全を確保するため、仮想空間での試験環境が求められている。プロジェクトでは、検証、モデリング、シミュレーションを適用するための評価手法を開発する。

また、サイバーセキュリティに関しては、開発プロセス段階で既に開始されている初期段階における現代の自動車の潜在的なセキュリティの脅威を検出し、排除する手法を開発する。

研究連携は、内閣府とBMBFが2017年に署名した自動運転分野における科学的な交流や共同研究を可能とする共同声明に基づいている。毎年行われている専門家ワークショップで、科学技術・イノベーション分野の連携のため、潜在的な研究開発トピックスについて議論している。

2019年1月には、ステアリング委員会の設置により連携を加速、ステアリング委員会、専門家ワークショップ、定期的な事務レベルの会合、調整事務局などで構成される連携の体制を構築している。

《レスポンス編集部》

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