ボッシュの新世代センサー、純正ナビに搭載…衛星信号が途切れても正確にルート案内

ボッシュの次世代コックピットのナビゲーションシステム
ボッシュの次世代コックピットのナビゲーションシステム全 2 枚

ボッシュ(Bosch)は6月8日、精度の高いルート案内を実現する新世代のMEMSセンサー「SMI230」が、純正ナビゲーションシステムに採用されたと発表した。

ボッシュは、車両の動きに関する高精度のデータを生成するために、2つの小型で非常に高感度なMEMSセンサー(1つは車両の加速用、もう1つはヨーレート用)を一体設計した。 2つのセンサーは高い精度を持ち、車両の動きの変化や異常を素早く検出する。

SMI230センサーからのデータのおかげで、地図表示は車両の動きに連動してスムーズに動く。例えば、衛星信号が受信できない状況でも、ナビゲーションシステムは、ボッシュのセンサーによって検出された車両の方向と速度の変化を常に分析し、車両の位置をナビゲーションマップに送信する。データの取得は正確に行われるため、衛星信号が受信できない状態がしばらく続いても、車両の位置は正確に表示されるという。

ボッシュの半導体チップは、自動車向けとしては、主に安全システムや先進運転支援システム(ADAS)のセンサーとして使用されている。それ以外では、マルチメディアシステムやコネクティビティ、電動パワートレインにも使用されている。

ボッシュのSMI230 MEMSセンサーの機能は、ナビゲーションシステムの性能を向上させる。さらに、センサーは振動や衝撃を検出できるため、車両警報システムでの利用にも適している。衝突や横転事故が発生した場合でも、センサーデータは自動で緊急通話システムを作動できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る