VWの新世代EV『ID.3』、9月上旬から納車を欧州で開始…発売記念車は4万ユーロ切る

電動車専用の「MEB」車台

1回の充電での航続は最大550km

最新の先進運転支援システム

フォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディション
フォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディション全 16 枚

フォルクスワーゲンは6月10日、新型EVの『ID.3』(Volkswagen ID.3)の欧州での納車を、9月上旬から開始すると発表した。発売記念車の「1st エディション」の受注を6月17日に開始し、ドイツ本国でのベース価格は4万ユーロ(約484万円)を下回る設定だ。

画像:フォルクスワーゲン ID.3

電動車専用の「MEB」車台

ID.ファミリーとして、最初に生産を開始したのが、フルコネクテッド機能を備えたコンパクトEVのID.3だ。ロングホイールベースと短いオーバーハングが特長で、内燃エンジンが搭載されていないため、前後アクスルを車両のより外側に配置することを可能にしている。

ID.3には、電動車専用に新開発された「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使用する。モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、後輪を駆動する。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。

1回の充電での航続は最大550km

ID.3では、バッテリーが他のコンポーネントとともに、車両のフロア下に効率よく搭載される。蓄電容量は、45kWhの「ピュア」、58kWhの「プロ」、77kWhの「プロS」の3種類のグレードが選択できる。新しい燃費基準のWLTPモードにおいて、330~550kmの航続を実現している。フォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディションフォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディション

エントリーレベルのピュアは、蓄電容量45kWh のバッテリーを搭載し、フル充電での航続は最大で330km(WLTP)。電気モーターはリアアクスルに搭載され、最大出力126psと最大出力150psの2種類の出力レベルから選択できる。

プロは、蓄電容量58kWhのバッテリーを搭載し、フル充電での航続は、最大で420km(WLTP)だ。モーターは、最大出力146psと最大出力204psの2種類の出力レベルから選択できる。

プロSは、蓄電容量77kWhのバッテリーを搭載し、フル充電での航続は最大550km(WLTP)。モーターは、最大出力204psを発生する。

3種類のモデルはすべて、AC(交流)、三相交流、DC(直流)で充電できる。出力100kW の急速充電に対応したプロは、30 分の充電でおよそ290kmの走行が可能なバッテリー容量を充電できる。フォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディションフォルクスワーゲン ID.3 の 1st エディション

最新の先進運転支援システム

エクステリアの標準装備品には、18 インチルミホイール、オートコントロール機能付きLEDヘッドライト、LEDテールライトなどが含まれる。インテリアでは、10 色のカラー設定が可能なアンビエントライト「ID. Light」、「エアケアクリマトロニック」と呼ばれるエアコンシステム、インテリジェントな「ナチュラルボイスコントロール」、キーレススタートと呼ばれるコンフォートスタート機能などが含まれる。

また、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。「レーンアシスト」、車線維持システムの「フロントアシスト」、車両周辺のモニタリングシステム、ダイナミック道路標識ディスプレイ、パークディスタンス コントロールなどが装備される。

プロとプロSは、アーバンモビリティ/中距離走行向けのオールラウンダーだ。ピュアよりも大きなバッテリー容量、長い航続、DC急速充電による短い充電時間、より高い出力が特長になる。プロSは、ID.3ファミリーの最上位バージョンになる。そのスポーティな装備には、19インチのアルミホイールと「プレイ&ポーズ」のデザインペダルが含まれている。

《森脇稔》

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