三菱航空機のスペースジェット暗雲、6度の納入延期の末、リストラの嵐[新聞ウォッチ]

三菱『スペースジェットM90』
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

国産初のジェット旅客機として注目されていた『スペースジェット』(旧称『MRJ』)の開発体制を大幅に縮小するという。三菱重工傘下の三菱航空機が公表したもので、きょうの各紙も「スペースジェット一部中断」(朝日)などと取り上げている。

それによると、国内外で約2000人の従業員を半数程度リストラするほか、開発費も半減する。これまで航空会社への納入を6度も延期するなどトラブル続きだが、「2021年度以降」を目指す初号機納入の道のりはさらに険しくなったようだ。

開発体制の縮小では、北米に3か所ある開発拠点は、飛行試験を行っている米ワシントン州の拠点を除いて2か所を閉鎖するという。親会社の三菱重工は20年3月期、本業のもうけを示す事業利益が295億円の赤字に転落。今期も新型コロナによる収益の悪化が1400億円に上ると見通している。

読売は「新型コロナの感染拡大で、世界的に航空需要が落ち込んでいることと、三菱重工の苦しい懐事情も背景にある」と指摘。開発作業が難航し、なかなか離陸できないスペースジェットに多額の開発費を投じるわけにはいかなくなったようだ。

2020年6月16日付

●陸上イージス「困難」山口・秋田配備停止(読売・1面)

●ビジネス人材往来再開「第一弾」ベトナム渡航緩和(読売・2面)

●三菱航空機リストラ発表、人員・開発費を半減(読売・7面)

●観光支援委託費2200億円「GoTO」国交相が上限示す(朝日・3面)

●「東京アラート」何のため、解除後、2日連続感染者40人超(朝日・30面)

●株価「二番底」の懸念、774円安実体経済悪影響も(産経・2面)

●液晶事業から三菱電機撤退、22年、子会社は清算へ(東京・7面)

●燃料電池発電機を実証実験、トクヤマ(日経・13面)

●シビックセダン、国内市場撤退へ、ホンダ、計2車種今夏生産終了(日経・15面)

●パーク24赤字255億円、今期最終、車の移動減少続く(日経・17面)

《福田俊之》

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