【ホンダF1 2020】浅木PU開発総責任者「メルセデスと五分に戦いチャンピオンに」…シーズンプレビュー

ホンダの2020年F1マシーン
ホンダの2020年F1マシーン全 3 枚

ホンダは6月23日、2020年のF1(フォーミュラ・ワン)初戦を前に、オンラインによるメディア向けのプレビュー会見を開いた。

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今季のF1は、新たにベトナムGPとオランダGPが加わって史上最多となる全22戦が予定されていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により、10月の日本GP(鈴鹿サーキット)の中止など計画が大幅に変更されている。当初は11戦目に予定されていたオーストリアGP(決勝7月5日)が、今季の初戦となる。現時点で開催が予定されているのは、9月6日に決勝が行われるイタリアGPまでの8戦にとどまっている。

ホンダは2015年から第4期となるF1を戦っているが、2019年シーズンは第4期では初めて2チーム(4台)にパワーユニット(PU)を供給した。第9戦のオーストリアGPでは「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」のマックス・フェルスタッペンが今回の復帰後では初の優勝をホンダにもたらした。優勝は第3期の2006年シーズンのジェンソン・バトン(ラッキーストライク・ホンダ・レーシング)以来、13年ぶりだった。

咋シーズンはフェルスタッペンがその後も2度の優勝を重ね、ホンダに3勝をもたらした。コンストラクターズではレッドブルが3位、またもうひとつのチームである「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」も6位と健闘した。ドライーバーズポイントではフェルスタッペンが3位、同じチームのアレクサンダー・アルボンが8位、トロロッソではピエール・ガスリーが7位、ダニール・クビアトが9位と全員10位内につけた。

今季はトロロッソが「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」に改称しているが、チーム、ドライバーとも同じ参戦体制で挑み、アイルトン・セナ(ホンダ・マルボロ・マクラーレン)が活躍した1991年以来となるシーズンのチャンピオンシップ獲得をめざしている。

23日のプレビュー会見には本田技術研究所の四輪モータースポーツの専門部門「HRD Sakura」のセンター長でF1パワーユニット(PU)開発総責任者である浅木泰昭氏が出席、「今季はPUをメルセデスと五分になったというところにもって行くのが、われわれの最低の役割」と、抱負を述べた。

そのうえで、「メルセデス、フェラーリ、レッドブルのどこが勝ってもおかしくないと、1年を過ごし、結果としてチャンピオンになっていればと思う」と、頂点を目標に掲げた。また、浅木氏はF1の量販車への技術のフィードバックについて「高効率のモーターは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)にも必要な技術、電動化は歴史が浅いのでF1も量販車も近いところにある」とし、電動化技術に効果的に活かすことができると指摘した。

《池原照雄》

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