欧州新車販売、2020年は25%減少の見通し…過去最大の落ち込み幅に

欧州の自動車メーカーから出荷される乗用車
欧州の自動車メーカーから出荷される乗用車全 1 枚

欧州自動車工業会(ACEA)は6月23日、2020年の欧州新車(乗用車)販売見通しを発表した。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響により、前年比25%減の約960万台に落ち込むと予想している。

欧州では2019年、およそ1280万台の新車を販売した。しかし2020年は、約960万台にとどまる見通し。これは、前年に対して、新車販売が300万台以上減少することを意味している。

欧州では3月中旬から5月にかけて、新型コロナウイルスの感染が拡大した。これにより、自動車メーカーの生産が滞り、ディーラーも営業を休止したため、欧州新車販売は前年同期比41.5%減と落ち込んだ。

その後、ロックダウンや外出制限が解除されたため、この状況は今後数か月以内に、ある程度緩和されると予想される。

欧州自動車工業会によると、約960万台の年間販売台数は、2008~2009年の金融危機の影響で、6年連続で新車販売が減少した2013年以来の低水準。前年比25%減の落ち込み幅も、過去最大になるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る