MINI CHALLENGE JAPANにMINI正規ディーラーが初参戦! 阿部モータースが参戦体制を発表

阿部モータース体制発表会
阿部モータース体制発表会全 26 枚

BMWの正規ディーラーとして都内でBMWやMINIのショールームを展開する阿部モータースが2020年6月26日、NEW MINI だけのワンメイクレース「MINI CHALLENGE JAPAN」への参戦を表明。そのチーム体制を発表した。

MINIチャレンジは、MINI F56型JCWをベースに仕上げられたレース専用車「New MINI F56JCW チャレンジカー」を使用し、JAF公認のワンメイクレースとして開催されている。

阿部モータースの代表取締役社長 阿部良太氏は、ヨーロッパではディーラーの参戦が当然のようになっているMINIチャレンジに、日本のディーラーが参戦していない現実を嘆き、同社が口火を切る形で参戦を決めたという。

チーム体制としては、ドライバーに社長の阿部 良太氏、レースディレクターに吉倉 肇氏、マーケティングディレクターに高橋 朋幸氏、チーフメカニックに天田 亮氏と石田 裕介氏を起用。全メンバーが、阿部モータースの社員で構成されており、ドライバー・メカニック共に、レース経験はゼロ。経験や知識など、全く何もない状態からの挑戦となる。

この体制は、阿部モータースが大切にしている正規ディーラーとしての独自性の一つとして、BMWのMモデルやMINIのJCWモデルというハイパフォーマンスモデルを深く知ることで、どこにも負けない販売体制を築きあげるという方針に磨きをかける目的を持っている。

マシンは、阿部モータースのコーポレートカラーであるブルーを基調に、正規ディーラーらしいデザインとして、MINIの定番カスタムであるボンネットストライプが採用された。

マーケティングディレクターの高橋氏は、このチャレンジについて、広報活動としての視点から、次のように説明している。

「MINIのディーラーとしては初参戦という点と、私たちMINI大田のお客様が、自分のディーラーを他の人に伝える時に、自慢して話していただける話題を提供したいと思っておりますので、是非、MINI大田を応援してください」

また、同社代表でドライバーも兼任する阿部氏は、今回の挑戦について次のようにコメントしている。

「コストやリスクが全く分からない状態での挑戦なので、満足がいくまではドライバーとして走らせてもらい、それ以降セカンドドライバーなども考えて行きたいと思っています。また、お客様についても、我々がこの参戦により経験値を上げてから、MINIチャレンジに参加したいという方が出てきたら、メンテナンスなどを含めて、レースへの参戦サポートサービスを、提供できるディーラーになれたらいいなと考えています」

スポーツ走行歴は約3年。普段はBMW『M2』や『135』などで富士スピードウェイを走っている阿部社長と、BMW・MINIの正規ディーラーで働く現役メカニックたちの会社を挙げた新たな挑戦の、今シーズンの目標は全戦無事に完走すること。

「守りすぎずに、ひとつでも上の順位を目指しながら、MINIの正規ディーラーとしての知識と経験をさらに増やしていきたいと思います」(阿部氏)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催が延期となっていたMINIチャレンジは全5戦、7レースがおこなわれる。スケジュールは、以下のとおりだ。

Round. 2:2020年7月12日 ツインリンクもてぎ
Round. 1:2020年8月2日 富士スピードウェイ
Round. 3:2020年8月22日・23日 スポーツランドSUGO
Round. 4:2020年10月18日 岡山国際サーキット
Round. 5:2020年12月12日・13日 富士スピードウェイ

《先川知香》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る