コスモ、キグナス石油、ハイオク性能を虚偽宣伝[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

レギュラーガソリンよりも10円前後も高価でスポーツカーや高級外車などに給油するハイオクタンガソリン。石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングスが、全国の系列給油所で販売しているハイオクガソリンの性能について、「エンジン内部の汚れを取り除く清浄剤が添加されている」などと、10年以上も実態と異なる説明をホームページに掲載していたことがわかったという。

景品表示法では、商品の品質を実際より優れていると偽り、宣伝することを禁じている。コスモのハイオク「スーパーマグナム」の添加剤には、エンジン内に汚れが付着しにくくなる効果はあるが、除去する効果はなく、コスモは「誤解を招く表現だった」として今年4月、ホームページ上の掲載内容を「エンジンをきれいに保つ」と修正したそうだ。

毎日が6月28日朝刊の1面トップで「独自ハイオク実態は混合、元売り5社タンク共用」などと特報。翌29日の朝刊でも「コスモ、ハイオク性能虚偽,『汚れ除く』10年以上記載」と報じたことを受けて、きょうの各紙も追随している。

さらに、毎日はきょうの社会面に「キグナスも性能虚偽宣伝」として、石油元売りのキグナス石油も「α-100」のブランドで販売するハイオクガソリンについて、オクタン価が100ではないのにホームページで「オクタン価は100」と虚偽の宣伝をしていたと伝えている。キグナスは毎日の指摘を受け、4月にホームページを修正したという。

ガソリンの品質・性能はユーザーにはわかりにくいだけに、相次ぐ石油元売りの虚偽宣伝は消費者を騙す裏切り行為であり、ホームページを修正すれば片付くような話でもなく、それをメディアが指摘するまで修正しなかったとは実に情けない。

2020年6月30日付

●飛ばなくても毎日30億円、航空(読売・1面)

●新様式ディズニーあす再開、マスク・社会的距離(読売・9面)

●コロナ新興・途上国で猛威、世界の死者50万人、感染者1000万人(朝日・1面)

●あおり運転最高懲役5年、改正法きょう施行厳罰化違反10項目(朝日・1面)

●日産再建株主厳しい視線、巨額赤字を社長謝罪「重く受け止める」(朝日・9面)

●トヨタと3メガ銀、宇宙ベンチャー支援、ファンドに計82億円出資(朝日・9面)

●自動車8社世界生産6割減、5月販売は復調、米中が牽引車(朝日・9面)

●ハイオク過大表示コスモ、ウェブに「汚れ取る」(朝日・25面)

●キグナスも性能虚偽宣伝「オクタン価100」HP修正(毎日・23面)

●社説、日産株主総会、安易なリストラ戒めて(東京・5面)

《福田俊之》

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