九州全県周遊の新観光列車、10月15日から運行…787系改造車の『36ぷらす3』

九州全県に「感謝の輪」を描き、世界一の「わ」を目指すという『36ぷらす3』。「36」は九州を楽しむ35のエピソードに加えて「お客さま自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたい」という想いを込めたものだという。これに「3」を加えた「39」をサンキューに掛け合わせ、感謝の輪を広げていくという。
九州全県に「感謝の輪」を描き、世界一の「わ」を目指すという『36ぷらす3』。「36」は九州を楽しむ35のエピソードに加えて「お客さま自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたい」という想いを込めたものだという。これに「3」を加えた「39」をサンキューに掛け合わせ、感謝の輪を広げていくという。全 5 枚

JR九州は6月30日、新たな観光列車(D&S列車、デザイン&ストーリー列車)『36ぷらす3(さんじゅうろくぷらすさん)』の運行を10月15日から開始すると発表した。

JR九州のD&S列車としてはおよそ3年半ぶりの新列車となる『36ぷらす3』は、「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった“走る九州”といえる列車」をコンセプトに、木~月曜に九州全県を巡る形で運行。車両は、南福岡車両区に配置されている787系特急型電車6両編成1本を改造して充当するが、電車改造によるD&S列車は初となる。

時刻は、「赤の路」として運行される木曜出発便が、博多9時52分(休日9時58分)~熊本11時50分着・12時発~(肥薩おれんじ鉄道経由)~鹿児島中央16時24分着。

「黒の路」として運行される金曜出発便が、鹿児島中央12時16分発→宮崎15時57分着。

塗色が黒ベースとなる『36ぷらす3』。従来のメタリックな787系のイメージを覆すものとなる。4号車を除きすべてグリーン車で、かつて787系に設けられていたビュッフェも復活する。塗色が黒ベースとなる『36ぷらす3』。従来のメタリックな787系のイメージを覆すものとなる。4号車を除きすべてグリーン車で、かつて787系に設けられていたビュッフェも復活する。

「緑の路」として運行される土曜出発便が、宮崎空港11時25分発~宮崎11時43分発~大分16時23分着~別府16時46分着。

「青の路」として運行される日曜出発便が、大分11時30分発~別府11時43分発~小倉15時01分着・15時11分発~博多16時32分着。

『36ぷらす3』の完成予想車両レイアウト。6両編成の総座席数は103を予定している。『36ぷらす3』の完成予想車両レイアウト。6両編成の総座席数は103を予定している。

「金の路」として運行される月曜出発便が、博多10時51分(休日11時05分)発~佐賀12時07分着・12時20分発~長崎15時36分着。

全ルートの走行距離は1198kmに及び、JR九州ではこの行程で「世界一壮大な『わ』をつくります」としている。

10月15日から、木~月曜に九州全県を巡る『36ぷらす3』のルート。各日とも日中に走行し、門司港駅を除くルートに記載された各駅で乗降できる。2020年度は月に10~21日間の運行を予定している。10月15日から、木~月曜に九州全県を巡る『36ぷらす3』のルート。各日とも日中に走行し、門司港駅を除くルートに記載された各駅で乗降できる。2020年度は月に10~21日間の運行を予定している。

旅行プランとしての運行が主体となるが、通常の営業列車と同様、乗車券と特急券のほかに、グリーン券で乗車することもできる。『36ぷらす3』用のグリーン料金は新規に設定され、150kmまで3300円、200kmまで4300円、201km以上5300円。特急料金については格安なB特急料金が適用される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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