VW ティグアン 改良新型、「R」を初設定…320馬力ターボ搭載

Rパフォーマンス・トルクベクタリング付き4モーション

Rらしいスポーティな内外装

最新のインフォテインメントシステム「MIB3」

フォルクスワーゲン・ティグアンR
フォルクスワーゲン・ティグアンR全 10 枚

フォルクスワーゲンは7月1日、改良新型『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)に、高性能グレードの「R」を設定すると発表した。

シリーズのトップグレード

ティグアンにはこれまで、「Rライン」が用意されていた。その上に位置する高性能グレードの「R」が、ティグアンに設定されるのは、今回が初めてだ。『ティグアンR』は、シリーズのトップグレードに位置付けられる。

フォルクスワーゲンRは2002年、「フォルクスワーゲン・インディビジュアル」の名前で設立された。2011年に、現在のフォルクスワーゲンRに名前を変更した。

フォルクスワーゲンRの原点は、2002年に発表された『ゴルフR32』とされる。その後、『パサートR36』、『トゥアレグR50』、『シロッコR』、『ゴルフR』、『アルテオンR』など、ラインナップを拡大してきた。また、内外装を中心にスポーツ性を強調したRラインを、幅広い車種に設定している。フォルクスワーゲン・ティグアンRフォルクスワーゲン・ティグアンR

Rパフォーマンス・トルクベクタリング付き4モーション

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが搭載される。このユニットは、現行『ゴルフR』用のエンジンをベースにしている。現行ゴルフRは日本仕様の場合、最大出力310psを発生する。

ティグアンRの場合、最大出力は320psになると発表された。現行ゴルフRの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボTSIエンジンの最大出力310psに対して、10psパワフルとなる。

320psのパワーを効率的に路面に伝えるために、「Rパフォーマンス・トルクベクタリング」を搭載する。4WDの「4モーション」システムには、新たに「セレクティブ・ホイール・トルク・コントロール」が採用された。

Rパフォーマンス・トルクベクタリングと最新4モーションの組み合わせにより、走行状況に応じて、前後アクスルの間と、後輪左右の間で、駆動トルクを最適に配分することができる。フォルクスワーゲンによると、まったく新しいSUVの駆動ダイナミクスを可能にしているという。フォルクスワーゲン・ティグアンRフォルクスワーゲン・ティグアンR

Rらしいスポーティな内外装

ティグアンRには、Rを特長づけるブルー塗装のブレーキキャリパーや大径ホイールが装備される。サスペンションも強化されている。

内外装は、Rらしいスポーツ性を表現する。エクステリアは、前後バンパーや細いスポークを備えたアルミホイール、4本出しのマフラーなどが専用デザインになる。フロントグリルとリアゲートには、新しいRのロゴが配されている。

インテリアは、シートやステアリングホイール、アルミペダルなどが、ティグアンR専用デザインだ。

最新のインフォテインメントシステム「MIB3」

ティグアンRには、最新世代のモジュラー式インフォテインメントシステムの「MIB3」、カスタマイズ可能なデジタルコックピット、新世代のパーソナライゼーションシステムが採用される。 MIB3は、自然な音声認識によるコントロール、デバイス間を簡単に切り替えることができるマルチフォンペアリング、ワイヤレスの「App-Connect」などが特長だ。最新の「フォルクスワーゲンデジタルコックピット」が装備されており、ドライバーはメーターの表示をカスタマイズ可能。10.25インチサイズのディスプレイが装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る