ポルシェジャパン社長「Porsche NOWは絶えず変化し進化する新しいコンセプトの店舗だ」

ポルシェジャパンのミヒャエル・キルシュ社長とタイカンターボ
ポルシェジャパンのミヒャエル・キルシュ社長とタイカンターボ全 5 枚

ポルシェジャパンは7月9日、「Porsche NOW Tokyo」についてのオープン説明会をオンラインで行った。これは東京・有明に7月12日~8月31日の期間限定でオープンする日本初のポップアップストアだ。

「この店舗は新しい形のポルシェ施設で、ドバイ、アテネ、台北、本社のあるシュトゥットガルトを経て、日本で初めて展開する。主に『タイカン』を通じて新しいポルシェのEモビリティの取り組みを紹介するために活用される」とミヒャエル・キルシュ社長は説明する。

ガラスに囲まれた開放感あるレイアウトで、顧客が気軽に入店できるような雰囲気を演出したそうだ。店内にはVR体験スペースがあり、リアルなカーコンフィギュレーターで顧客が選んだ設定で車両モデルのVRを見ることができる。また、150kW級の出力を誇るポルシェターボチャージングステーションも設置されている。

さらに日本初となる「ポルシェプロ」が常駐。ポルシェのことなら何でも熟知するそうで、車両の販売に限らず、製品やブランドなどについて、顧客が抱くあらゆる疑問に答えてくれるとのことだ。

そして、店舗には3台のクルマが展示され、頻繁に入れ替わる予定だが、そのうちの1台は必ず『タイカン』が展示されるという。タイカンはポルシェ初のフル電動スポーツカーで、前後に2基の電気モーターを搭載し、後輪用モーターには2速変速機を組み込む。これによって、トップモデルの『タイカンターボS』は最大761馬力を発揮し、0-100加速を2.8秒で駆け抜ける。

しかも、過去最高レベルの日本独自標準装備を実現し、ドライバーメモリーパッケージ、フロントシートヒーター、自動防眩エクステリアミラー、マルチファンクショナルステアリングホイール、サラウンドビュー付パークアシスト、ブレーキアシスト、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、レーンキープアシスト、ヒートポンプ、ポルシェモバイルチャージャーコネクト、150kWオンボードDCチャージャーなどたくさんの装備が盛り込まれている。

価格は『タイカン4S』が1448万1000円、『タイカンターボ』が2023万1000円、『タイカンターボS』が2454万1000円だ。プロダクトマネージャーのアレキサンダー・クワース氏によると、2019年11月から行っている「タイカン予約プログラム」はとても好評で、予約車の45%がポルシェを初めて買う新規ユーザーで、95%が初めてのEVとしてタイカンを選択したそうだ。

「ポルシェNOWは絶えず変化し進化する新しいコンセプトの店舗だ。また、ここはコミュニティの出会いの場でもある。他のブランドとのコラボレーションなども企画しているので、一度といわず何度も遊びに来てください」とキルシュ社長。タイカンの試乗もこの店舗で計画しているそうだ。

さらに、キルシュ社長は新たな取り組みを明らかにした。それは千葉県木更津市に建設中の「ポルシェエクスペリエンスセンター」だ。エキサイティングな試乗体験ができる施設で、2021年夏にオープン予定だ。「既存のポルシェファンのみならず、若い世代もポルシェを体験することで、共に対話ができる場が確立されると同時に、日本におけるポルシェコミュニティをさらに発展させる絶好の場となる」をキルシュ社長は期待していた。

《山田清志》

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