BMWの新型EV『iX3』、デジタルワールドプレミアへ 7月14日

第5世代のBMW「eDrive」テクノロジー

最大出力286hpのモーター搭載

1回の充電での航続は約440km

航続を10km延ばすエアロダイナミックホイール

BMW iX3 のティザーイメージ
BMW iX3 のティザーイメージ全 12 枚

BMWグループ(BMW Group)は7月9日、新型EVのBMW『iX3』を7月14日、デジタルワールドプレミアすると発表した。

写真:BMW iX3

第5世代のBMW「eDrive」テクノロジー

iX3は、BMWブランド初のEVのスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)になる。EVパワートレインには、BMWグループにとって、第5世代のBMW「eDrive」テクノロジーが搭載される。

第5世代のBMW eDriveテクノロジーに使用されるすべてのパワートレインコンポーネントは、自社開発された。さらに、電気モーターと高電圧バッテリーは、自社工場で生産される。駆動ユニットと高電圧バッテリーユニットは、出力や蓄電容量を柔軟に変更できるため、さまざまなコンセプトやセグメントの車両に搭載できるという。

BMW iX3の第5世代BMW eDriveテクノロジーは、電気モーター、エレクトロニクス、トランスミッションを一体設計し、ドライブユニットに集約した。その結果、設置スペースと重量を大幅に削減する。モーター出力と駆動システムの重量の比率は、第4世代に比べて、およそ30%向上しているという。BMW iX3 のEVパワートレインBMW iX3 のEVパワートレイン

最大出力286hpのモーター搭載

BMW iX3に搭載される電気モーターは、最大出力286hp、最大トルク40.8kgmを引き出す。電気モーターは、後輪に動力を伝達し、力強い加速を可能にしているという。

BMW iX3の高電圧バッテリーユニットは、BMWの第5世代eDriveにとって、不可欠な部分となる。一貫した研究開発体制により、エネルギー密度を高めるだけでなく、バッテリーセルのすべての特性、とくに耐久性と安全性を引き上げているという。

BMW iX3の高電圧バッテリーユニットは、車両フロアの平らな位置に搭載される。このレイアウトのおかげで、BMW 『X3』のプラグインハイブリッド車(PHV)と比較して、室内と荷室のスペースを犠牲にしていないという。BMW iX3 のバッテリーBMW iX3 のバッテリー

1回の充電での航続は約440km

バッテリーの蓄電容量は74kWhだ。1回の充電での航続は、WLTPテストサイクルで、およそ440 kmを実現する。駆動コンポーネントの高い効率と高電圧バッテリーユニットの高エネルギー密度のおかげで、BMW iX3は、より大型で重量のあるバッテリーを搭載したEVと同等の航続を可能にしているという。

BMW iX3は、BMWグループの電動化戦略のさらなるマイルストーンとなる。 2020年には、BMW X3は、既存のガソリンエンジンとディーゼルエンジン、およびPHVとEVのすべてで利用可能なBMWブランドの最初のモデルになる。BMW iX3は、BMWグループの中国合弁会社、BMWブリリアンスオートモーティブが、世界市場向けに生産を行う予定だ。

さらに、BMW『i3』と同様に、BMW iX3に搭載されている高電圧バッテリーは使用後、据え置き型のバッテリーパックとして再生される予定だ。 これにより、BMW iX3は、CO2バランスをさらに改善できるという。BMW iX3に採用されるエアロダイナミックホイールBMW iX3に採用されるエアロダイナミックホイール

航続を10km延ばすエアロダイナミックホイール

iX3に採用されるのが、「BMWエアロダイナミックホイール」だ。BMWグループによると、現代の自動車では、車輪と空気の流れが車両全体の効率に最大30%影響するという。BMWエアロダイナミックホイールは、アルミホイールと別設計されたインサートを組み合わせることにより、エアロダイナミクス性能を引き上げる。

新開発のエアロダイナミックホイールは、現行X3のホイールと比較して、抵抗を約5%減らしながら、軽量となる。ホイールアーチ周辺の空気の流れを最適化。ホイールは15%軽量に仕上げられるという。

エアロダイナミックホイールは、空力と重量の面において、欧州WLTPテストサイクルで、iX3の電費性能をさらに2%向上させる効果を発揮し、1回の充電での航続を10km延ばすことを可能にする。ホイールのデザインはさまざまな方法で変えることができる。BMW iX3 のプロトタイプBMW iX3 のプロトタイプ

BMW iX3のエアロダイナミックホイールは、軽量構造と空気抵抗の低減を、Vスポークデザインに融合させた。新しいホイールは、軽量インサートによってバネ下質量が軽減される。これにより、駆動力と電費性能の両方が向上する。

ホイールのインサートは精密成形されており、ホイールのスポーク間に組み込まれる。これにより、ホイールアーチの乱気流を低減する効果を発揮する。インサートは、プラスチックとアルミ製とした。BMWグループによると、重量を最小限に抑えながら、空力特性を最適化するために、特許取得済みのプロセスを導入しているという。

エアロダイナミックホイールは、さまざまな色で塗装できる。マット仕上げやポリッシュ仕上げを選択することも可能だ。すべてのホイールに、光沢やパターンに応じてデザインが変えられるインサートを取り付けることができる。たとえば、ボディの色をアクセントとして、インサートに組み込むことが可能という。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ステーションワゴンの常識を超えたレヴォーグ、BLUELOVEさんが作り上げた理想形…CARTUNE PickUpCars 2026
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. 公道を走れるレーシングバイク、新型ドゥカティ『パニガーレ V4 R』国内発売 価格は555万円
  4. リコール16万1190台、トヨタ『シエンタ』のシートベルトに不具合
  5. 雨の日の視界確保に3つのアプローチ。フロントウィンドウ・コーティング剤[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. LFPは規制面でも優位へ。2036年に向けた日本勢の針路…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]
  2. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  3. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  4. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  5. 「容赦なきエルグランド包囲網」トヨタの高級ミニバン『アルファード』改良発表にSNS注目! 価格も争点に
ランキングをもっと見る