VW、グループのインフォテインメント開発を集約…ソフト開発センター建設

フォルクスワーゲングループがドイツ・ボーフムのテクノロジーキャンパスに建設するフォルクスワーゲンインフォテインメントの新しい開発センター
フォルクスワーゲングループがドイツ・ボーフムのテクノロジーキャンパスに建設するフォルクスワーゲンインフォテインメントの新しい開発センター全 1 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月9日、ドイツ・ボーフムにフォルクスワーゲンインフォテインメントの新しい開発センターを建設すると発表した。今秋から、建設工事を開始する予定だ。

フォルクスワーゲンインフォテインメントは、フォルクスワーゲングループの各ブランド向けのソフトウェアソリューションとデジタルコンポーネントを開発している。車両をインターネットに接続するためのモデムユニットをはじめ、最新の天気や交通情報の取得、スマートフォンアプリを介した車両機能のリモートコントロールなど、さまざまなサービスが含まれている。

フォルクスワーゲンインフォテインメントは、ドイツ・ボーフムのテクノロジーキャンパスに新しい開発センターを建設する計画だ。フォルクスワーゲンインフォテインメントは、この開発センターに、既存の3つの施設の機能を集約する。新しい開発センターには、エンジニアリングセンター、車両テストホール、音響ラボ、800名の従業員用のスペースを備えた作業エリアを擁する。

フォルクスワーゲングループは、車載および車両関連サービス用ソフトウェアの社内開発を促進し、内製率を2025年までに60%以上に引き上げる予定だ。将来的には、すべての基本機能を備えた統一ソフトウェアプラットフォームが、グループの全車両用に開発される。

このプラットフォームは、車両オペレーティングシステム(OS)の「vw.os」と、「Volkswagen Automotive Cloud(フォルクスワーゲンオートモーティブクラウド)」から構成される。2025年までに、フォルクスワーゲングループのすべての新型モデルは、このソフトウェアプラットフォームを共有する計画だ。

新しい開発センターは、フォルクスワーゲングループのソフトウェア戦略において重要な役割を果たす。フォルクスワーゲングループは、未来の自動車用のデジタルハイテク製品を開発し続けるために、確固たる基盤を築いていく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る