【D1 第1戦】GRスープラが初優勝!! Team TOYO TIRES DRIFTの川畑真人が奥伊吹を制す

D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI
D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI全 27 枚

7月24日に開催された、D1GP第1戦奥伊吹。雨の中行われた追走トーナメントを勝ち上がってTeam TOYO TIRES DRIFTの川畑真人が優勝し、同時にGRスープラがD1GPで史上初となる優勝を果たした。

コロナ禍で開幕が遅れていたD1GP、初開催となった滋賀県の奥伊吹モーターパークにてようやく2020年シーズンが始まった。今大会は無観客試合での実施となり、競技の模様はライブ配信という形で開催された。D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKID1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI

川畑はボディメイクを一新した2号機を2020年シーズンに投入、KUHLRACINGのオリジナルエアロと新しいTeam TOYO TIRES DRIFTのカラーリングで開幕戦に臨んだ。搭載されるトヨタ製のV8エンジン3UZ-FEは、最大で約1200馬力を発生させるモンスタースペックのエンジンである。D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKID1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI

追走トーナメントには、3台のGRスープラが登場。FAT FIVE RACINGの齋藤太吾、松山北斗が追走トーナメントに進出したものの、両名ともにベスト16での敗退。一方、川畑は新しいマシンでのウェット路面に苦しむが、着実にトーナメントを勝ち上がっていく。競技の進行とともに雨は激しさを増し、コースに水たまりができており、ベテラン選手でもミスを誘発する難しい状況となった。ベスト4では、同じTeam TOYO TIRES DRIFTに所属する藤野秀之と対戦。川畑はここでも勝ち上がり決勝進出、藤野も見事3位に食い込んだ。D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKID1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI

決勝戦の相手は、追走トーナメントでも安定した走りを見せていた日比野哲也。川畑が優勝するとGRスープラでの初優勝、日比野が優勝した場合サイレンタイヤでの初優勝と、どちらが勝っても記録に残る決勝戦となった。D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKID1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI

1本目は先行が日比野、後追いで川畑。第1セクターの飛び込みから、すべてのセクターで常に近い距離でドリフトを続けた川畑が“95:99”でアドバンテージ。2本目は先行が川畑、後追いで日比野、川畑が終始安定したドリフトを決める中、日比野は詰めきれずセクター後半でも姿勢を乱して決着。“93:94”で、川畑が後追いでもアドバンテージをとり勝利。川畑自身も2017年シーズン以来、久々の優勝となった。D1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKID1 GRAND PRIX Rd.1 OKUIBUKI

優勝のコメントでは、「昨シーズンにTeam TOYO TIRES DRIFTがワークスとして再発足。そこで“Team TOYO TIRES DRIFTでの優勝”ということをどうしても言いたかった。そしてそれをいうことができて幸せです。GRスープラを走らせることに、チーム、スポンサー含めて本当に多くの人が関わっているので感謝を伝えたい。まだ開幕戦が終わったばかりだが、気を緩めずに1戦1戦に臨み、シリーズチャンピオンを狙っていきます。」と力強く語った。

また、今回は新しいマシンを投入したチームも多く、トラブルが相次いで発生していた。シーズンが進むごとに徐々にマシンの仕上がりも上がってくると考えられるが、トーヨータイヤとGRスープラの強力なタッグで2020年シーズンに臨む川畑の活躍にご注目。

■D1GP 第1戦 奥伊吹 最終順位&ポイントランキング
1.川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT - 1)
2.日比野哲也(SAILUN TIRE SUNRISE)
3.藤野秀之(Team TOYO TIRES DRIFT - 1)
4.村山悌啓(BUY NOW JAPAN eternal)
5.横井昌志(NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX)
6.畑中真吾(SAILUN TIRE IGM Racing)
7.末永直登(LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE)
8.上野高広(TEAM VERTEX SAILUN TIRE)
9.中村直樹(Crystal H.E VALINO N-style)
10.末永正雄(NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX)

《後藤竜甫》

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