FCAとグーグル「ウェイモ」、自動運転の提携を拡大…商用車の分野にも

FCAのラムブランドの商用車
FCAのラムブランドの商用車全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)とグーグル(Google)の自動運転車部門のウェイモは、自動運転の分野における提携を拡大すると発表した。

FCAは2016年、グーグルと自動運転車のプロジェクトで提携を結んだ。FCAのエンジニアとグーグルのエンジニアが協力し、最新の自動運転技術の自動車への搭載について、協業を進めてきた。すでにFCAからウェイモに対して、クライスラーブランドのハイブリッドミニバンベースの自動運転テスト車両が納入されている。

今回の提携拡大では、乗用車に続いて、商用車の分野でも両社が自動運転で協業する。FCAのラムブランドの商用車に、ウェイモのレベル4の自動運転技術「L4 Waymo Driver」を組み込み、小型商用車の自動運転を可能にすることで、顧客のニーズに応えていく。

なお、FCAは、レベル4の自動運転テクノロジーの独占的かつ戦略的なパートナーとして、ウェイモを選択した。ウェイモは、FCAの全製品ラインナップに、レベル4の自動運転テクノロジーを展開することを目指す。

ウェイモのジョン・クラフチックCEOは、「FCAのブランドの全体にWaymo Driverを導入し、世界中の配車サービス、商用配送、個人向け車両の新しいフロンティアを切り開く」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る