三菱自動車、アセアン・環境対応車に経営資源を集中---新中期経営計画発表

三菱エクスパンダークロス
三菱エクスパンダークロス全 3 枚
三菱自動車は7月27日、同社が強みを持つ地域・商品に経営資源を集中投入する2022年度までの新中期経営計画「Small but Beautiful」を発表した。

同計画は計画年度後に会社の持続的な成長を実現させるため、経営基盤を安定させる構造改革であるコスト改革と収益力改革に重点を置いている。これまでの全方位拡大戦略から方針を転換し、集中と選択をさらに加速。その上で構造改革をやり切り、同社が競争力のある領域をさらに強化し、確実に収益を上げられる体質への転換を目指す。

具体的な施策としては、生産ラインの統廃合やパジェロ製造の生産停止などにより、生産体制を再編。販売体制についても不採算店舗の閉鎖・統廃合を行い、固定費を2019年度比で20%以上削減する。その上で、三菱自動車の強みのあるアセアンに経営資源を集中し、同市場のマーケットシェア11%超に拡大。アセアンに続く第2の柱として、アフリカ・オセアニア・南米市場を開拓する。

さらに2022年度までに新型車投入により環境対応車(PHEV・EV)のラインアップを強化。自社開発のPHEVやHEVといった環境技術と4WD技術の強化に加え、アライアンス・パートナー技術を活用した世界最新レベルのクルマを提供することで、収益力を高めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る