JR九州最古の国鉄型気動車が一部引退…2両編成のキハ66・67形 8月5日

大村線を行く国鉄色のキハ66・67。今回は、水色をベースに側扉が赤く塗られた、いわゆる「シーサイドライナー」色車が一部引退する。
大村線を行く国鉄色のキハ66・67。今回は、水色をベースに側扉が赤く塗られた、いわゆる「シーサイドライナー」色車が一部引退する。全 2 枚
JR九州は8月5日、キハ66・67形一般型気動車2編成のラストラン運行を実施する。

キハ66・67形は、1975年3月改正で登場した国鉄の新系列気動車で、JR九州に残る国鉄型気動車としては最も古い車両。

後に登場する117系近郊型電車に似た両開き2扉車だが、1980年までは日田彦山線や久大本線などの急行にも運用されていたことがあった。それまでの国鉄型気動車は特急型を除いて1両単位で組成する方式が採られていたが、キハ66・67形は2両1組とするユニット方式となった。

1両あたりのエンジン出力は、2基エンジンのキハ58形より1.2倍アップした440PSとなったものの、高出力の2両編成は運用線区が限られ、わずか15本計30本の登場に終わっている。

現在、佐世保車両センターに配置され、10本20両が運用されているが、このうちキハ66 5+キハ67 5とキハ66 11+キハ67 114の2編成が引退することになり、佐世保20時53分発早岐行きで双方の編成を併結したラストランが行なわれる。車内ではラストランを記念したオリジナルポストカードが配布される。

キハ66・67形は残り8本16両となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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