トヨタの底力、コロナ危機ニモマケズ---上半期の世界販売6年ぶり首位[新聞ウォッチ]

6月単月、1~6月通算で登録車販売台数1位のトヨタ・ライズ
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を拝借すれば「コロナ危機ニモマケズ」というところか。新型コロナウイルスの感染拡大が、世界的に歯止めがかからず危機的な状況が続く中、トヨタ自動車が底力を見せつけている。傘下のダイハツ工業と日野自動車を含むトヨタの2020年上半期(1~6月)の世界販売台数が416万4400台となり、前年同期比21・6%減と落ち込んだものの、6年ぶりに世界首位に返り咲いたという。

きょうの読売が「トヨタ6年ぶり世界首位、上期416万台、中国販売減小幅」。産経も「トヨタ世界販売台数首位、2割減も、上半期6年ぶり」などと、経済面で大きく取り上げている。

それによると、2019年上半期に首位だった独フォルクスワーゲン(VW)は27.4%減の389万3100台に落ち込んで2位に転落。販売不振で巨額赤字の日産自動車、仏ルノー、三菱自動車の3社連合は33・6%減の345万4100台で、2年連続の3位をキープした。

トヨタが首位に返り咲いたのは「主力市場の一つである中国での減少幅が2.2%減にとどまったことが要因」(読売)。3月末に販売店の営業を再開したほか、オンラインのイベントなどを活用して巻き返しを図ったという。米中対立が激化する逆風下でも、トヨタをはじめ日本車への風当たりは軽微とみられる。GDPが過去最悪の米国の景気は先行き不透明感が強まっていることからも、中国頼りの販売拡大戦略が続きそうだ。

2020年7月31日付

●景気の山18年10月、内閣府が暫定的判定、拡大は5年11か月、戦後2番目 (読売・2面)

●トヨタ6年ぶり世界首位、上期416万台、中国販売減小幅 (読売・9面)

●ルノー9000億円赤字過去最大、日産の不振響く (読売・9面)

●さらばジャンボ「747」生産終了へ、半世紀の歴史に幕(読売・9面)

●電動キックスケーター、自転車通行帯も走れる、警察庁(読売・31面)

●JR東、赤字1553億円 (朝日・6面)

●車8社世界生産回復の兆し、6月は前年比25%減、米中で増加傾向 (朝日・6面)

●成長率マイナス4.5%リーマン超え最悪、今年度見通し(毎日・1面)

●石油連盟HPで謝罪、ハイオク虚偽宣伝経緯を説明(毎日・25面)

●パナソニック赤字98億円,4~6月期9年ぶり、通期利益半減 (産経・6面)

●社説・航空会社決算、新たなに展望が必要だ (東京・5面)

●日仏連合傷深く、3社の営業赤字5400億円、1~6月 (日経・2面)

●マツダ、販売目標を撤回、「24年度180万台」コロナで需要急減(日経・13面)

●三菱電機、純利益58%減、4~6月期車載機器販売落ち込む(日経・17面)

《福田俊之》

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