マツダ 丸本社長「今期750億円の固定費減やり遂げる」…第1四半期営業損益は453億円の赤字

マツダMX-30と丸本明社長(2019年10月)
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マツダが7月31日に電話会議で発表した2021年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、営業損益が453億円の赤字(前年同期は70億円の黒字)となった。新型コロナウイルスの影響で内外の販売が大きく落ち込んだ。

通期の営業利益は下期に黒字に転じるものの400億円の赤字(前期は436億円の黒字)を予想した。第1四半期のグローバル販売は31%減の24万4000台だった。米国は10%減の6万1000台で、6月には日本メーカーで同社のみプラスに転じている。中国は販売活動の復帰が早く、13%増の6万1000台と唯一増加した国となった。日本は34%減の2万6000台と苦戦した。

営業利益段階での増減益要因は、出荷台数や部品販売の減少による影響が1044億円に膨らんだ。為替変動による減益影響は32億円だった。一方で販売促進費の抑制や品質向上による関連費用の低減など固定費・その他で345億円の改善があった。

売上高は56%減の3767億円となった。操業停止による生産ロスとして205億円を特別損失に計上し、純損益は667億円の欠損となった。

これまで公表を控えていた通期業績予想は、営業損益を400億円の赤字としたほか、純損益も900億円の欠損(前期は121億円の黒字)を見込んだ。グローバル販売は第2四半期以降、市場が徐々に回復し、第4四半期には前年を上回るとの見通しを前提に、前期比8%減の130万台を計画している。中国は23%増、米国は1%増と回復を見込むものの、環境規制が強化された欧州は23%減とした。

電話会議に出席した丸本明社長は、今期の業績について「今期も来期も需要が不透明ななか、米国は投資の成果もあってかなりいい販売となっている。だが不透明なことに変わりはない。今期は(広告宣伝費や品質関連費などで)750億円の固定費効率化を計画しており、やり遂げなければならない。さらに1台でも多く販売するよう取り組んでいく」と話した。

一方、咋年11月に公表した19年度から24年度まで6か年の中期計画については「指標の達成時期を1年延期する方向で検討を進めている」と明らかにした。最終年度の売上高(約4兆5000億円)および利益目標(営業利益率5%以上)は「変更しない」方針としている。

《池原照雄》

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