愛蔵版500部限定、アルファロメオのレース図鑑が刊行

アルファロメオ レーシング ストーリー
アルファロメオ レーシング ストーリー全 2 枚

『アルファロメオ レーシング ストーリー』
アルファロメオとエンツォ・フェラーリが築いた黄金時代 1910-1953
著者:平山暉彦
発行:三樹書房
定価:4500円+税
ISBN978-4-89522-732-2

【画像全2枚】

2020年、アルファロメオは創立110周年を迎えた。それを記念して精緻なカラーイラストと、当時の写真などで歴史を振り返る、アルファロメオのレース図鑑が刊行された。

アルファロメオの歴史を振り返るうえで、レーシングヒストリーは欠かせない。本書は戦前・戦後期のレース活動について、5年余りの調査を経て日本で初めてまとめられた、アルファロメオのレース史といえる。

当時の仕様を忠実に再現したレーシングマシンのカラーイラストは眺めているだけでワクワクさせるだけでなく、その時々で微妙に赤の彩度や色調が違っていることも見事に再現されている。さすがの著者もここには苦労したようでアルファロメオ歴史博物館の展示車や、ヒルトリックカーレース、コンクール・デレガンスの参加車などを参考にしながらも、最終的には当時のモノクロ写真から判断して仕上げていったと、序文を記している高島鎮雄氏(自動車雑誌『カーグラフィック』創刊者のひとり)に語っている。

また、1910年から1953年まで、その時代背景や年ごとのレースの模様をはじめ、単にクルマの変遷を辿るだけではなく、レーサーやエンジニアなどにも触れられているので、当時の雰囲気を味わうことが出来るだろう。さらに巻末には、詳細なレース結果を掲載されている。

尚、本書は2017年刊行の同書を“創立110周年”を記念した装丁に一新、廉価とした新装版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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