ふんだんに最先端素材を用いるロードバイク…詳細に解説した1冊

ロードバイクの素材と構造の進化
ロードバイクの素材と構造の進化全 2 枚

『ロードバイクの素材と構造の進化』
著者:高根英幸
発行:グランプリ出版
定価:2000円+税
ISBN978-4-87687-375-3

ロードバイクの走りや乗り心地は、フレームが大きく影響する。それを踏まえ、その素材や構造を詳細に解説した書籍が刊行された。

ロードバイクには極めて緻密なメカニズムと高価で最先端の素材がふんだんに使われている。本書では、走行に影響するフレームの“カーボンファイバー”、“アルミニウム”、“チタン”などの素材や構造の進化を図版とともに説明し、ロードバイクの“機械的魅力”を紹介。その素材の特徴や製造方法、どういうところに使われるものかなどがわかりやすく記されている。ロードバイクの初心者から愛好者、製品購入の参考やメンテナンスにも役立つものであろう。

著者の高根英幸氏は、理系ならではの解説に定評がある自動車ジャーナリストだ。ロードバイクには極めて緻密なメカニズムと最先端の素材がふんだんに使われていることに興味を覚えたという。そこでその取材を通して、ロードバイクの素材や製法についてもっと注目してもよいのでは感じ、本書の執筆につながったとのことだ。

当然というべきか、自動車ジャーナリストとして知り得た多くの知識も記されており、自動車の先端素材に興味のある方も知識を深めながら読み進められるものである。

出版元であるグランプリ出版が創立40周年、三樹書房は創立45周年を迎えたことから、特製ポストカード8枚セットプレゼントキャンペーンを実施中。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る