【WRC】ラリージャパン、2020年の開催を断念…復活は来年に持ち越し

2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。
2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。全 5 枚写真をすべて見る

11月に愛知・岐阜で“復活初回開催”を迎える予定だった世界ラリー選手権(WRC)の日本戦「ラリージャパン」が今年の開催を断念した。8月19日、ラリージャパン2020実行委員会がその旨を発表。今後は開催が内定している2021年大会に向けての準備に入るという。

コロナ禍の影響が多方面においておさまらないなか、10年ぶりに復活(愛知・岐阜では初開催)するはずだったWRCの日本戦「ラリージャパン」が今年11月19~22日の開催を断念することになった。やはり、渡航制限措置等の影響により、WRC関係者の多くが欧州から来日する状況への充分な対応が見通せないことが開催断念の最たる理由のようだ。

もちろん調整努力が続けられてはいたが、開催の3カ月前というタイミングに至り、これ以上の判断の先延ばしは波及的影響が大きくなるとの見解から、関係各方面との協議の上、断念決定となった。実行委員会は今後、開催が内定している2021年大会(秋の予定)に向けて準備を進めるという。

WRCの日本戦は2004~08、10年に北海道で開催された。愛知・岐阜での“復活”を目指す動きは18年の年初から公のものとなり、一時は19年秋の開催が決定的と見られていたが、シリーズ全体の動きのなかで一年先送りされ、20年秋の復活初回開催が決まっていた(19年秋には“テスト大会”を実施)。しかしながらコロナ禍でさらなる復活延期を余儀なくされた格好である。三度目の正直となる21年秋の開催実現を期待したい。

2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。

2020年のWRCは3戦を終了した時点で長い中断に入っているが、9月に再開される予定。7月初旬の時点でラリージャパンを含む第4~8戦の日程が公表されていたが、その後、第5戦トルコの日程が変更され、さらにこの日、ベルギーのイプルー・ラリーが“WRC昇格”を果たし、ラリージャパンがあるはずだった日程に入ったことがWRC公式サイトで発表されている。

現時点での今季WRC残り日程は以下の通り。ただし、今後も変更等の可能性がつきまとうことは否定できないだろう。

2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。2019年に“テスト大会”として開催された「セントラルラリー愛知・岐阜」の模様。

第4戦 9月4~6日 エストニア
第5戦 9月18~20日 トルコ
第6戦 10月15~18日 ドイツ
第7戦 10月29日~11月1日 イタリア
第8戦 11月19~22日 ベルギー

《遠藤俊幸》

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