メルセデスベンツ Gクラス に2020年型、盗難防止機能を強化…9月から生産開始

ワイドスクリーンコックピットを標準装備

2種類の盗難防止パッケージ

カスタマイズプログラムの選択肢を拡大

オフロード走行を支援する「Gモード」

メルセデスベンツ Gクラス の2020年モデル
メルセデスベンツ Gクラス の2020年モデル全 13 枚

メルセデスベンツは9月1日から、『Gクラス』(Mercedes-Benz G-Class)の2020年モデルの生産を開始すると発表した。

ワイドスクリーンコックピットを標準装備

2020年モデルでは、ワイドスクリーンコックピットが全車に標準装備された。また、従来は「レザーパッケージ」に含まれていたフレームレスのインサイドミラーは、2020年モデルから全車に標準装備されている。

「インテリアパッケージ」を選択すると、Gクラスのインテリアはさらにアップグレードされる。ウィンドウリフターのスイッチはシルバークロームとなり、サンバイザーはマイクロファイバーの「DINAMICA」仕上げとなる。黒いフロアマットも標準採用された。「AMGライン」を選択すると、ロゴ入りのフロアマットが装備される。

2種類の盗難防止パッケージ

「アーバンガード・ビークル・プロテクション」と「アーバンガード・ビークル・プロテクション・プラス」により、盗難防止機能が強化された。これは、従来の侵入および盗難防止アラームシステムに代わるものだ。メルセデスベンツ Gクラスメルセデスベンツ Gクラス

アーバンガード・ビークル・プロテクションでは、盗難防止警報システム、警報サイレン、盗難検知と駐車場の衝突検知が3年間無料で利用できる。アーバンガード・ビークル・プロテクション・プラスでは、盗難に遭った車両の位置を正確に特定する機能が含まれている。このサービスは、「メルセデスミー・コネクト」を使用した場合のみ3年間無料で、2020年の第4四半期(10~12月)から利用可能になる予定だ。

カスタマイズプログラムの選択肢を拡大

2020年モデルには、内外装を好みの仕様に仕上げるカスタマイズプログラム、「Gマヌファクトゥーアプログラム」の選択肢を拡大した。

たとえば、2020年モデル向けのGマヌファクトゥーアプログラムでは、ボディカラーに3つの新しいソリッドペイントを追加した。クラシックグレーユニ、ディープグリーンユニ、チャイナブルーユニだ。これらの3色は、およそ40年前から続くGクラスの伝統的なエクステリアカラーを思い出させるものだという。メルセデスベンツ Gクラスメルセデスベンツ Gクラス

オフロード走行を支援する「Gモード」

「ダイナミックセレクト」によって、路面や走行状況に応じて、瞬時に5つのドライブモードを切り替えることができる。エンジンやトランスミッション、サスペンション、ステアリング、先進運転支援システム(ADAS)の特性によって、「コンフォート」、「スポーツ」、「エコ」、「インディビジュアル」、「Gモード」の5モードが選択できる。

Gモードは、3つのディファレンシャルロックのいずれかを作動させる、または通常より2倍以上の駆動力を発揮するオフロード用低速ギアの「LOW RANGE」を選択した場合に有効になる。このオフロードモードは、シャシーの調整式ダンパーとステアリング、アクセル特性を変更し、不要なシフトチェンジを行わないことにより、最適なコントロールと最大限の悪路走破性を確保した。作動時には、小さな「G」のアイコンが、インストゥルメントクラスターに点灯する。

選択したドライブモードに応じて、「コンフォート」、「スポーツ」、「オフロード」の3種類のステアリング特性を切り替えることができる。オンロードでは快適かつスポーティな操舵感が確保される一方、未舗装の不整路では直接的で正確なフィードバックが得られる。さらに、いずれの場合も、充分なパワーアシストが行われる。

伝統の悪路走破性は健在だ。フロントアクスルのダブルウイッシュボーンは、サスペンションのサブフレームを介さず、ラダーフレームに直結させた。リアはリジットアクスルとした。悪路走破性の高さを示すアプローチアングルは31度、デパーチャーアングルは30度、ランプブレークオーバーアングルは26度と、先代比でそれぞれ1度向上した。最低地上高は241mmとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  2. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  3. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  4. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  5. スズキ『GSX-8R』が純粋に走りを楽しめる理由は、素晴らしい“素材”とエンジンにあるPR
  6. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  7. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  8. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  9. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  10. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る