「E38」風シャークノーズ採用か? BMWのEVセダン『i7』、プロトタイプを鮮明にスクープ

BMW i7 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
BMW i7 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 23 枚

BMWのフラッグシップ・セダン、『7シリーズ』次世代型に設定されるフルEV版『i7』の最新プロトタイプを鮮明にカメラが捉えた。

次世代型7シリーズは、4つの異なるパワートレインをラインアップする。電動化も加速され、現行型のプラグインハイブリッドに加え、新たにフルEVが登場する。それがi7だ。

プロトタイプのヘッドライトやテールライトはプレースホルダー(仮のコンポーネント)を装着、ボディは完全にカモフラージュされ、ディテールは不明だ。しかしながら、その姿からは、キープコンセプトのシルエットを確認することができる。

BMW i7 市販型プロトタイプ(スクープ写真)BMW i7 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
ライバルとなるメルセデスベンツのフラッグシップEV『EQS』がリフトバック形状を採用することが濃厚なのに対し、BMWは同じ道を進むことはないようだ。

またヘッドライトが現行型より低い位置に配置されているほか、フロントノーズは現行型より全面に出ており、1994年に登場した「E38」を模したシャークノーズ・シルエットが予想される。

フロントドアとリアバンパーには「Electlic Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られ、閉じられたキドニーグリルを装備、エキゾーストシステムが排除されている点からもEVであることは間違いない。またドアノブが偽装されていることから、『i4』同様に手を下にスライドさせて開けるタイプのドアが採用されるだろう。

BMWは、今後登場するラグジュアリークラスに90kWh、または120kWhのバッテリーパックを搭載することを明らかにしており、これがi7だと思われる。市販型には第5世代の「eDrive」テクノロジーを搭載。噂によると、i7の最高出力は、BMWの量産モデル史上最強となる650psを発揮、航続距離は最大400マイル(644km)に達する可能性があるという。

i7のワールドプレミアは、早くとも2022年と予想され、メルセデスベンツEQSやジャガー『XJ』次世代型と市場で争うことになる。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  2. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  3. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  4. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  5. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  6. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  7. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  8. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
  9. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  10. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
ランキングをもっと見る