VW ゴルフ ヴァリアント 新型、ハッチバックに続く第2のボディ…欧州発表

全長とホイールベースは66mm拡大

室内長は従来型よりも48mm増加

スポーティな内外装のRラインを設定

フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型
フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型全 16 枚

フォルクスワーゲンは9月9日、新型『ゴルフ・ヴァリアント』(Volkswagen Golf Variant)を欧州で発表した。新型ゴルフに、ハッチバックに続き、ワゴンボディが登場している。

全長とホイールベースは66mm拡大

ゴルフ・ヴァリアントは、1993年に初代が発売されて以来、全世界でおよそ300万台が販売されており、ゴルフシリーズの主力車種の一部となっている。現在までに、合計5世代のゴルフ ヴァリアントが発売されており、それぞれが各ゴルフ世代のハッチバックバージョンのプラットフォームをベースにしている。ゴルフ ヴァリアントは現在、ドイツ・ヴォルフスブルク工場で生産されており、世界的な需要に応えている。

従来型と比較して、新型ゴルフ・ヴァリアントのエクステリアデザインは、より明確でダイナミックになった。フロントエンドは、新型ゴルフとの密接な関連性を示すデザインだ。リアは、ゴルフ ヴァリアント独自デザインとなっており、後方に向かってフラットになるルーフセクションと、クーペのような傾斜したウィンドウを備えている。

新型の全長は4633mm、ホイールベースは2686mmだ。従来型に対して、それぞれ66mm延長している。この66mmの増加により、新型はプロポーションを再構築し、ゴルフ ヴァリアントをより長く、よりフラットに見せるという。ヘッドライトとテールライトには、最新のLEDテクノロジーが採用されている。フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型

室内長は従来型よりも48mm増加

全長とホイールベースの増加は、室内空間にメリットをもたらす。新型ゴルフ・ヴァリアントでは、ホイールベースをインテリア全体にほぼ完全に充当しているため、5名の乗客が快適に過ごせる。室内長は従来型よりも48mm増加して、1798mmに。これにより、足元のスペースは48mm広がった。

ラゲッジスペースは、後席の背もたれの上部まで荷物を積載すると、611リットルの容量を持つ。これは、従来型と比較して6リットル多い。後席を折りたたむと、容量は従来型プラス22リットルの1642リットルに拡大する。新型には、トランクルームネットが装備された。オプションの電動リアトランクリッドは、荷物を両手で抱えている場合、センサー制御のオープナーを使用して、トランクルームを開くことができる。この操作は、リアバンパーの前で足を動かすことによって行う。フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント 新型

スポーティな内外装のRラインを設定

新型ゴルフ・ヴァリアントには、「Rライン」が欧州で設定される。Rラインは、内外装を中心にスポーツ性を引き上げたスタイリングパッケージだ。フロントとリアの専用バンパー、17インチのアルミホイール、リアのティンテッドガラスなどが装備される。

Rラインでは、スポーツサスペンションも装備することができる。このスポーツサスペンションでは、車高が15mmダウンする。プログレッシブステアリングシステムは、すべての速度域において、ハンドリング性能を引き上げる。複数のドライバーのプロファイルを登録することが可能で、個人の好みに応じてステアリングとギアボックスのレスポンスを調整できる。

インテリアには、Rラインのロゴ入りフロントスポーツシートが装備された。専用の「サルデーニャ」生地で仕上げられる。Rラインのマルチファンクションレザーステアリングホイールも採用された。サイドトリムパネルには、専用バッジが付く。ブラッシュドステンレス製ペダルやスチール製トリムも採用する。アンビエント照明は、30色のパーソナライズが可能で、新型ゴルフをさらにカスタマイズできる。

Rラインには、10.25インチの「アクティブインフォディスプレイ」と、10インチのセンターインフォテインメントスクリーンを組み合わせた「イノビジョンコックピット」が標準装備される。スマートフォンのワイヤレス充電なども採用されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る