JAF-GTで戦う楽しさと苦労…SUPER GT

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
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数多くのマシンが争うことでレースを楽しむSUPER GT選手権。第4戦もてぎが行われている中、GT300クラスのJAF-GT規格で戦うチームには、JAF-GTの楽しさと難しさがあるのが見えた。

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 4 FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACEにおいて、GT300クラスで戦う#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTと、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの関係者に聞いたところ、車両開発の難しさとと同時に車両を作り上げる楽しさもあるという。

GT300においては多種多様のマシンが参戦していることもあり、車両の性能調整(BoP:バランスオブパフォーマンス)が毎戦行われる。参戦する車両に対して、参戦条件がSUPER GTのオーガナイザーのGTアソシエイション(GTA)より発表されている。JAF-GT300のトヨタ『プリウス』、スバル『BRZ』、トヨタ『スープラ』、JAF-GT300マザーシャシーのトヨタ「86MC」、ロータス「エヴォーラMC」、そしてFIA-GT3マシンにおいてそれぞれ性能調整が行われる。

#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは、第3戦までのポイント数において計算されるウェイトハンデの75kgと、今回のBoPとして積まれる25kgのウエイトとで合計100kgのウェイトを積んでいる。このことに関して埼玉トヨペットGreen Braveの近藤チーフエンジニアによると、「どんどん重たくなっています、もてぎは加速とブレーキが重要なので負担は大きいです。BoPでの25kgは重さとして効いています。しかしJAF-GTは毎戦ジオメトリー、バネ、空力など全てをいじることが可能です。なので今回用に向けてセッティングを出していますがちょっと苦戦しています。各サーキットにおいて変更して最大限のセッティングを出しています。変更できる場所が多いのは楽しい反面難しさもあります」

#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは第3戦までのポイント数において計算されるウェイトハンデの69kgと、今回のBoPとして積まれる15kgのウェイトとで合計84kgの重量を積んでいる。

このことに関してスバルSTIの渋谷総監督は、「もちろんウェイトで重たくなっていることは車にとっても大変です。スバルBRZは全てにおいてワンオフと言いますか、一品ものが多く、他の車とデータを共有することもできませんので大変な部分はあります」と明かす。

しかし「JAF-GTはレギュレーションで決められた中であれば、どんな風に作っても良いことになっています。自由に作って良いと言いますが、自由である方が難しさもありますので、車を作る楽しさと苦労する部分とがあります。自分たちで車を作っているという自負もあり、勝った時や上位に入った時の喜び格別なものがあります」とも言う。

世界の名だたるスポーツカーメーカーが作り上げるGT3マシンも、それぞれ性能調整が行われているが、JAF-GTマシンも創意工夫をこらして世界で戦うGT3マシンと同じ舞台で戦っている。そんな面白いレースが行われているのがSUPER GTだ。

SUPER GT第4戦の決勝は13日の13時から63周で争われる。

《雪岡直樹》

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