キャデラック CT4「V」に2021年型、325馬力ターボ搭載…今秋米国発売

キャデラックレーシングの血統を受け継ぐVシリーズ

Vシリーズらしいエクステリア

インテリアのスポーツ性が向上

2.7リットル直4ターボは最大トルク52.5kgm

キャデラック CT4-V
キャデラック CT4-V全 15 枚

キャデラックは9月10日、『CT4』 をベースにした高性能な「Vシリーズ」、『CT4-V』(Cadillac CT4-V)の2021年モデルを米国で発表した。今秋、米国市場で発売される予定だ。

写真:キャデラック CT4-V

キャデラックレーシングの血統を受け継ぐVシリーズ

Vシリーズは、「キャデラックレーシング」の血統を受け継ぐスーパースポーツセダンだ。モータースポーツに参戦しているキャデラックは、FIA(国際自動車連盟)のGT3クラスを主戦場とし、2004年からの11年間に5度のマニュファクチャラーチャンピオンシップを獲得している。

そんなキャデラックレーシングの技術と、歴戦の中で培ってきたノウハウを注いで開発されたのが、Vシリーズだ。世界中のライバルを凌駕するパワーと運動性能、研ぎ澄まされたデザインとテクノロジーなどを追求している。Vシリーズは2004年、米国で発表された。2009年の第2世代から、日本国内にも導入されている。

キャデラックのVシリーズの最新作が、CT4-Vだ。CT4の高性能バージョンとなる。CT4は、『ATS』の後継モデルに位置付けられる小型スポーツセダン。BMW『3シリーズ』やメルセデスベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』、レクサス『IS』などの競合車に対抗する。キャデラック CT4-Vキャデラック CT4-V

Vシリーズらしいエクステリア

CT4-Vは、ベース車両のCT4の特長を進化させ、ブランドの持つレーシングDNAを反映させた。ダイナミックでレスポンスの良い爽快なドライビング体験の実現を目指している。

内外装は、Vシリーズに相応しいスポーティさを追求する。エクステリアは、ダークアクセントとVシリーズのメッシュグリルが特長だ。クワッドエキゾーストチップと専用リアスポイラーも装着する。ボディサイズは、全長4756mm、全幅1815mm、全高1423mm、ホイールベース2775mmだ。

インテリアのスポーツ性が向上

インテリアは、パフォーマンスペルソナメータークラスターと、Vモードステアリングホイールコントロールを装備する。部分的な自動運転を可能にする「スーパークルーズ」を、オプションで用意した。2021年初頭からは、レーンチェンジオンデマンド機能を備えた「エンハンストスーパークルーズ」がオプションで選択できるようになる。

2021年モデルでは、パフォーマンスステアリングホイールが、モデナレザーと革巻きホーンパッドによって、アップグレードされた。フロントブレーキキャリパーは、Vシリーズのロゴが付いた「V Performance」ブランドを装着する。

センターコンソールトリムは、従来のアルミから2021年モデルでは、カーボンファイバーに変更された。キャデラック CT4-Vキャデラック CT4-V

2.7リットル直4ターボは最大トルク52.5kgm

CT4-Vのパワートレインには、直噴2.7リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。このエンジンンには、「3ステップスライディングカムシャフト」を採用し、あらゆる速度域でパフォーマンスを追求する。スペックは、最大出力が325hp、最大トルクが52.5kgmとなる。キャデラックはこのエンジンを、「トルクモンスター」と呼ぶ。

このエンジンには、「デュアルボリュートターボチャージャー」を採用した。これにより、ターボチャージャーとエンジンの両方に高い効率をもたらし、低回転域でも優れたブーストを生み出すという。

「ボリュート」は、ターボチャージャーによって排気を循環させてタービンを駆動するスパイラルチャンバーだ。デュアルボリュートエンジンは、2つのチャンバーが互いに積み重なっているのが特長。タービンの両側に空気を送り、より速くより効率的に回転させる。各チャンバーは、エンジンのシリンダーヘッドに直接取り付けられた排気マニホールドに組み込まれており、熱を回収してエンジンとトランスミッションの暖機を早め、ターボのレスポンスを引き上げる。キャデラックによると、3ステップスライディングカムシャフトとデュアルボリュートターボチャージャーの採用は、どちらもセグメント初という。

トランスミッションには、10速ATを搭載する。リアには、LSDが組み込まれた。足回りは、「Vシリーズ・パフォーマンス・シャシー」で強化する。後輪駆動モデルには、磁性体ダンパーの「マグネティックライドコントロール4.0」、4WDモデルにはZF の「MVSパッシブダンパー」を導入している。

また、カスタマイズが可能な「Vモード」を備えた車両コントロールモードを搭載する。アルミホイールは18インチで、パフォーマンスタイヤを組み合わせる。4WDモデルは、オールシーズンタイヤを装着することも可能だ。前後重量配分は、ほぼ50対50としている。

《森脇稔》

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