VWの新型EV、LEDヘッドライトが「まばたき」 まもなく『ID.4』発表予定

11個のLEDを個別にオフにして調光可能

ライトモジュールが目を開き横に回転する

VWブランド初の3D LEDテールライトクラスター

フォルクスワーゲン ID.4
フォルクスワーゲン ID.4全 14 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月21日、9月23日(日本時間9月24日深夜0時)にデジタルワールドプレミアする予定の新型EV『ID.4』に、最新のLEDテクノロジーを採用すると発表した。

11個のLEDを個別にオフにして調光可能

フォルクスワーゲンによると、とくに電気自動車のデザインでは、光が大きな役割を果たすという。これは、光がエネルギーと電気だけでなく、暖かさと安全性も表すためであり、光は未来のモビリティの象徴になるという。

フォルクスワーゲンはこの哲学をID.4に導入し、新しい照明デザインを開発した。フロントマスクには、大型ヘッドライトが装備されており、フレンドリーな表情を演出する。

テールライトクラスターには発光ダイオードが装備されており、左右のテールランプが赤いライトストリップで接続されている。ドアミラーハウジングには、ライトエレメントが組み込まれており、プロジェクターがダイヤモンドパターンのIDロゴを投影する。ドアを開けると、地面にIDシリーズの典型的なデザインモチーフが映し出される。

ID.4にはオプションで、「IQ.Light」とマトリクスLEDヘッドライトが設定される。ライトモジュールは、それぞれ11個のLEDで構成されており、個別にオフにして調光することができる。その結果、インテリジェントに制御された連続的なメインビームを放射し、他の道路利用者を眩惑することなく、常に路面を明るく照らすという。

ライトモジュールが目を開き横に回転する

ライトモジュールは人間の目によく似ており、照明付きリングがライトを囲んでいる。これらは「IDシリーズ」の特長だ。 IQ.Lightを搭載したモデルでは、ライトモジュールのハウジングのハニカム形状の開口部と光ファイバーケーブルが、デイタイムランニングライトを構成する。照明がオンの場合、ライトストリップが左右のフロントヘッドライトをつなぐように発光する。

ヘッドライトのライトモジュールは、ID.4が走行前でもドライバーと通信する。キーを所持したドライバーが車両に近づくと、ライトは下から上に旋回し、見上げるように見せることで歓迎の意味を表す。「キーレスアドバンスアクセスシステム」搭載車は、ライトモジュールが目を開き、横に回転する。これにより、車両がアイコンタクトを求めているような印象を与える。フォルクスワーゲンによると、ドライバーが駐車中の車両に近づくと、まるで人間のように、そしてフレンドリーに、ヘッドライトが「まばたき」するという。

VWブランド初の3D LEDテールライトクラスター

オプションの「3D LEDテールライトクラスター」には、フォルクスワーゲンブランドで初めてとなるテクノロジーを採用した。テールライトはフラットなカーブを形成。9本の光ファイバーケーブルが、濃い赤で光を放射する。ブレーキライトはXの形で点灯する。

3D LEDテールライトクラスターには、シーケンシャルウインカーが組み込まれている。内側から外側に向かって流れるように光るため、車両の進行方向を明確に伝えられるという。

ID.4は今後急成長するコンパクトSUVセグメントに投入される予定だ。9月23日のデジタルワールドプレミアの後、欧州での納車は2020年末までに開始する計画だ。

ID.4は、世界で初めてCO2ニュートラルな方法で生産されるコンパクトSUVになる。ドイツ・ツヴィッカウ工場では、バリューチェーン全体でCO2ニュートラルな方法で生産される。さらに、フォルクスワーゲンの包括的な充電サービスにより、ID.4を再生可能エネルギーで充電することもできる、としている。

《森脇稔》

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