事故相手車両の速度をAIが推定 あいおいニッセイ同和損保

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あいおいニッセイ同和損害保険は9月25日、事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」に、ドライブレコーダーなどのデバイスから得られるデータを使ってAI(人工知能)が相手車両の速度など、事故状況を解析する機能を9月29日から実装すると発表した。

AIを使った速度解析を含む今回のシステムを活用した事故対応は業界初。

今回導入する事故状況を把握するシステムは、富士通の車載カメラ映像解析プラットフォームを活用して実現する。約30万件の映像シーンを学習させたAIを搭載し、自動車・歩行者・道路の位置や軌跡を立体的に把握、事故状況を可視化し、相手車両の速度も推定できる。

あいおいニッセイ同和損保のシステムに機能を実装することで、AIが事故状況図を自動で作成する。人の目では確認することができない相手車両の速度をAIが解析することで、これまで困難だった相手車両の速度超過による過失割合修正の主張が可能になる。

解析結果、解析動画を同社事故担当者が活用することのできる機能は、同社が特許を保有する独自技術を採用しており、システムを活用することで先進的な事故対応を実現できるとしている。

また、ドライブレコーダーの動画解析結果について、位置情報や加速度情報などの事故状況を過失割合の判定サポートシステムに反映させ、約1万件の事故パターンを基にAIが過失割合の判定を支援する。AIが解析した映像を活用した示談交渉と 24時間365日事故対応サービスとともに事故対応サービスの充実化を図る。事故解析イメージ事故解析イメージ

《レスポンス編集部》

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