プジョー 508 に55mm長い「L」、2021年型はPHVも設定…北京モーターショー2020で発表

最新の「i-Cockpit」

PHVはシステム全体で225hpのパワー

「パフォーマンス400 THP」には211hpターボ搭載

プジョーのブース(北京モーターショー2020)
プジョーのブース(北京モーターショー2020)全 9 枚

プジョーは、中国で開催中の北京モーターショー2020において、『508L』(Peugeot 508 L)の2021年モデルをワールドプレミアした。

508Lは、プジョー508をベースにしたロングホイールベースバージョンだ。現行508は、大胆な4ドアクーペボディが特長。同車のホイールベースを延長し、後席乗員の快適性を引き上げているのが、508Lとなる。508Lのホイールベースは2848mmで、ベース車両の508に対して55mm長い。

最新の「i-Cockpit」

2021年モデルには、最新の「i-Cockpit」を搭載した。i-Cockpitは、コネクティビティを重視したプジョーの新世代コクピットで、直感的かつ、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされた操作パネルが特徴だ。人間工学に基づいたヘッドアップディスプレイやタッチスクリーンも装備された。ステアリングホイールをよりコンパクトにし、ドライバーの視界や足下スペースを開放できるように配慮している。

プジョー 508Lプジョー 508L

ヘッドアップディスプレイは高解像度の大型12.3インチとし、ドライバーの視線の延長線上に、必要な情報を映し出す。大型10インチのタッチスクリーンは、インストルメントパネルの中央へ、タブレットのように配置した。

ステアリングホイールには、パドルシフトを装着する。また、新型では、「i-Cockpitアンプリファイ」として、エコ、スポーツ、コンフォート、ノーマルの4種類の走行モードが選択可能だ。さらに、ブーストおよびリラックスの2種類のモードに応じて、室内照明や音響システムなどを変化させることができる。

プジョー 508Lプジョー 508L

PHVはシステム全体で225hpのパワー

2021年モデルには、プラグインハイブリッド(PHV)パワートレイン搭載車をラインナップしている。PHVシステムは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」エンジンが、最大出力180hpを発生する。フロントに置かれる電気モーターは最大出力が110hpで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、225hpのパワーを引き出す。

プジョー 508Lプジョー 508L

トランスミッションはPHV専用の8速AT「e-EAT8」を組み合わせる。8速ATのシフトレバーは電気式で、ワンタッチ操作が可能だ。バッテリーはリチウムイオンとした。

「パフォーマンス400 THP」には211hpターボ搭載

プジョー 508Lプジョー 508L

2021年モデルには、ガソリンエンジン搭載車も用意される。その頂点に位置するのが、高性能グレードの「パフォーマンス400 THP」バージョンだ。最大出力211hpのターボエンジンを搭載する。

パフォーマンス400 THPのエクステリアには、ブラックのグリル、18インチのツートーンカラーのアルミホイール、ブラックルーフ&ドアミラーを採用した。インテリアは、赤いレザーシートとブラックのルーフライニングを標準装備し、ラグジュアリー性を追求する。「テレマティック4G」と呼ばれる車両インターホンシステムを搭載している。

プジョー 508Lプジョー 508L

2021年モデルの508Lには、5種類のトリムレベルと3種類のエンジンが設定されており、すべてオートマチックトランスミッションと組み合わせる。「360 THP」グレードには、最大出力167hpのエンジンを積む。全グレードが車内に、PM2.5エアフィルターシステムを装備した。なお、PHVの2021年モデルは、2020年内に発売される予定、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
  4. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  5. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  8. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る