9月の新車販売に異変…ポルシェとランボルギーニが過去最高を更新[新聞ウォッチ]

ポメシェ・パナメーラ
ポメシェ・パナメーラ全 2 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、国内の新車販売ランキングにも異変が起こっているようだ。9月の軽自動車を含めた全体のトップがトヨタ自動車の小型車『ヤリス』が浮上。8月まで9カ月連続で1位だったホンダの軽自動車『N-BOX』は上期(4~9月)では総合1位となったが、9月は2位に後退した。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が公表したもので、ヤリスは2月に新型車として発売されたが、8月末にはSUVモデル『ヤリスクロス』も発売となり、その効果も加わって2万台を超えた。また、ヤリスは軽を除く登録車の中で上期(4~9月)の販売台数でも1位となった。

トヨタでは、4位に『カローラ』、5位も新型SUV『ライズ』、7位には『アルファード』、9位には6月に新型モデルを発売した『ハリアー』が入り、ベスト10に5車種。軽自動車が主力の完全子会社のダイハツも5位に『タント』と8位に『ムーヴ』が入り、トヨタグループが7車種を占めた。ブロ野球に例えれば、リーグ優勝までのマジック16が点灯している今年の読売巨人軍のような勝ちっぷりである。

一方、きょうの日経などが取り上げているが、日本自動車輸入組合が発表した2020年度上半期(4~9月)の輸入車販売台数が前年同期比25.7%減の11万3061台で、6年ぶりに前年実績を下回ったという。消費増税や新型コロナウイルスの影響が好調だった輸入車にも12カ月連続の前年割れとなるなど、ブレーキがかかった。

9月のブランド別でみると、メルセデスベンツが首位をキープ。2位はVW、3位がBMWと続くが、一部の高級車ブランドは好調で、独ポルシェとイタリアのランボルギーニは9月として過去最高を更新したという。

2020年10月7日付

●ヤマト、郵便に一部配達委託、来年から10道県で(読売・8面)

●水素を使い発電、車両実験試験へ、JR東、トヨタ、日立(読売・8面)

●盛岡-新青森間、最高速度320キロに、東北新幹線(読売・8面)

●トランプ氏治療半ばで退院、「コロナ恐れるな」軽視拍車(朝日・1面)

●9月の新車販売、ヤリスが首位(朝日・6面)

●北米向けにもFCトラック開発(朝日・6面)

●ルパンの愛車もEVに、名古屋の博物館、フィアット改造(毎日・22面)

●Go Toトラベル経済効果に地域差、人気観光地、高級旅館に集中(産経・3面)

●踏み間違いの加速防止、「後付け」アクセル制御装置続々(産経・9面)

●君はスーパーカーブームを知っているか(東京・28面)

●社説、年功制が限界に来たトヨタ(日経・2面)

●テレワーク分かれる評価(日経・3面)

●品質管理のデミング賞、トヨタ元副社長が受賞(日経・12面)

●輸入車販売台数25%減、上期、6年ぶり前年割れ(日経・13面)

●HV向け電池の生産能力強化トヨタとパナソニック(日経・13面)

●クボタとエヌビディア、農機の自動運転で提携(日経・13面)

●世界の製造業支えた誇り、ファナック稲葉氏死去(日経・13面)

《福田俊之》

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