ロータスカーズ、次世代EV開発へ…プロジェクト「LEVA」を立ち上げ

ロータスカーズの次世代EV開発プロジェクト「LEVA」のロゴ
ロータスカーズの次世代EV開発プロジェクト「LEVA」のロゴ全 5 枚

ロータスカーズ(Lotus Cars)は10月2日、次世代EVの開発に向けて、新プロジェクトの「LEVA」を立ち上げると発表した。

LEVAは、Lightweight Electric Vehicle Architectureの略だ。このプロジェクトはロータスカーズが主導し、次世代EVの新しい軽量構造を開発することを目指す。ロータスカーズをはじめ、英国を拠点とする最先端のエンジニアリングとデジタル生産のノウハウを取り入れたLEVAは、新しいEV車台とパワートレインを開発するためのショーケースになるという。

LEVAプロジェクトには、英国政府が資金面で支援を行う。ロータスカーズなどのプロジェクト参画企業は、英国のビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)からの資金を得て、次世代EVの開発を推進していく。

すでにロータスカーズは、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』を開発している。エヴァイヤには、合計で2000psのパワーと173.4kgmのトルクを引き出す4個のモーターを積む。ロータスカーズによると、2000psのパワーは量産車としては世界最強という。

強力なモーターのパワーは4輪に送られ、0~100km/h加速3秒以下、0~300km/h加速9秒以下、最高速320km/h以上というパフォーマンスを可能にする。バッテリーは車体中央にレイアウトされており、蓄電容量は70kWhと大容量だ。1回の充電での航続は、WLTPの複合モードで400kmの性能を備える。充電は出力350kWの急速チャージャーを利用すれば、18分間で完了する。

LEVAは、このエヴァイヤに続くEVを開発するプロジェクトになる。ロータスカーズは、このプロジェクトは、ロータスのEVパフォーマンスカーのラインナップを拡大するという目標の重要な要素になる、としている。

《森脇稔》

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