【ダイハツ タフト 新型試乗】ムダのないパッケージングは「ネイキッド」に似ている…諸星陽一

使い勝手も走りもいいぞ

ターボの優位性は出力だけではない

「スカイフィールトップ」が必須な理由

ダイハツ タフト
ダイハツ タフト全 8 枚

使い勝手も走りもいいぞ

かつてのオフロード4WD、『タフト』の名前を復活させた軽自動車SUVは、じつに使い勝手も走りもいい、そして遊び心もあふれるモデルであった。

【画像全8枚】

ネーミングはタフトの復活かもしれないが、むだのないパッケージングはかつて存在した『ネイキッド』に非常に似かよっている。端的に言ってしまえば、直方体のキャビンと直方体のエンジンルームを組み合わせたボディワークを採用。四隅にタイヤを配置したようなパッケージングだ。

ただし、タフトは従来モデルのリファインではなく、まったく新しいクルマとして作られた。その最たるものが現行『タント』から採用されたDNGAと呼ばれる新しいプラットフォームの採用である。

ボディサイズは軽自動車サイズである全長3395mm、全幅1475mm。全高は1630mmで軽トールワゴン程度の高さ。ホイールベースは2460mmとなる。搭載されるエンジンは軽自動車の慣例にならって自然吸気とターボ、スペックは自然吸気が52ps/60Nm、ターボが64ps/100Nmとなる。

ターボの優位性は出力だけではない

ダイハツ タフト Gターボダイハツ タフト Gターボ
走りを比較すると明らかにターボに優位性を感じる。ターボと自然吸気の違いはエンジンの出力だけでない。ターボはCVTを新型であるD-CVTに変更している。この効果は大きく、低速での力強い加速とともに高速でのエンジン回転を抑えることができ静粛性や燃費を向上している。最近の軽自動車はターボと自然吸気の差が縮まってきているが、今回のタフトに関してはターボのほうが1段階上の性能といえる。

ハンドリングに関しては落ち着いた雰囲気を持つもので、ステアリングを切った際の動きにムダがなく、また正確だ。FF、4WDともに190mmと高めの地上高をもつが、腰高感を感じることなく運転できる。タイトなコーナーを速めのスピードで回っても不安感を感じることはない。また乗り心地もよく、DNGAの恩恵がかなり感じられる部分だ。

ただし、ACC(追従式クルーズコントロール)やLKC(レーンキープアシスト)はちょっと効きがきつめ。加速も減速ももっとゆるく、ステアリング操作もゆったりとしてくれるとドライバーの安心感は向上することだろう。

「スカイフィールトップ」が必須な理由

ダイハツ タフトダイハツ タフト
タフトは全車にスカイフィールトップと呼ばれる固定式のガラスルーフを標準装備している。ガラスルーフなので、重心が高くなっているはずだが、それによるハンドリングの悪化は感じない。じつはこのスカイフィールトップはタフトにとっては必需品だ。

Aピラーが立っているため、信号で先頭に停車した場合フロントウインドウから信号を確認できないことがある。しかし、スカイフィールトップからは信号の確認が可能。もしスカイフィールトップがなければ、信号を見るためにサイドウインドウを開けて顔を出さないとならないことになってしまう。

ダイハツ タフトダイハツ タフト

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタが『カローラクロス・ピックアップ』開発中か? 日本市場でヒットの予感
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  4. ホンダ『N-BOX』改良新型、「CUSTOM」が表情一新…6月22日から先行予約
  5. トヨタ2000GT、1/18スケールモデル予約開始…実車3Dスキャンでボディ形状を再現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ブリヂストンが新ホースブランド「ØPTIFY」発表、タイヤ事業のノウハウ応用…水素ステーション向け水素充填ホースも
  3. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  4. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  5. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
ランキングをもっと見る