KTM X-BOW に1トンの軽量レーサー、「GTX」…530馬力ターボ搭載

ミッドシップにアウディ製の2.5リットル直5ターボ

デジタルミラーを採用

調整式のトラクションコントロールとレーシングABS

KTM X-BOW GTX
KTM X-BOW GTX全 7 枚

KTMは10月12日、『X-BOW GTX』をデジタルワールドプレミアした。オーストリアに本拠を置くKTM が、2008年から販売している『X-BOW』 (クロスボウ)のノウハウをベースに、フルカーボン製ボディを採用したレーシングカーだ。

写真:KTM X-BOW GTX

KTMは、パートナーのライターエンジニアリングと協力し、高度な安全コンセプトを備えたレーシングカーを開発した。プロユースはもちろん、サーキット専用車として楽しみたいユーザーも視野に入れている。

ミッドシップにアウディ製の2.5リットル直5ターボ

高いパフォーマンスを実現するために、重量わずか1048kgのKTM X-BOW GTXのミッドシップには、アウディ製の直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンが搭載される。最大出力は530hpで、パワーウェイトレシオは1.98を実現した。最大トルクは66.3kgmを獲得する。

アウディ製の直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボTFSIエンジンには、空冷式インタークーラーが備わっており、噴射バルブ、ウェイストゲート、吸気システム、排気システム、ソフトウェアはそのまま使用できる。トランスミッションは、ホリンジャー製の6速シーケンシャルを組み合わせた。

KTM X-BOW GTXには、「Krontec」製のエアジャッキシステムを標準装備した。サーキットでのタイヤ交換をスピードアップし、軽度のメンテナンスサービスや修理作業を容易にするという。

デジタルミラーを採用

室内には、FIA(国際自動車連盟)の基準に従って新設計された「GTロールケージ」を装着する。シートは、レカロと共同開発されたカーボンケブラー製のコンペティションシートだ。このシートが、GTロールケージとカーボン製モノコックとの組み合わせにより、非常に高い安全基準を確立するという。Schroth製の6ポイントレーシングハーネスも標準装備されている

ステアリングホイールは、スエード巻きのレーシング仕様で、見た目、感触、人間工学を追求した。ディスプレイには、ドライバーに重要な情報を表示する。すべての重要な制御スイッチは、カーボン製の中央部分に配置されている。ステアリングホイールは、調整式だ。ペダルボックスは、その位置を最大300mm調整できる。

KTM X-BOW GTXには、従来のサイドミラーの代わりに、デジタルミラーを採用した。車両の左右にカメラを取り付け、その映像をコックピットの2つのスクリーンに映し出す。キャビンはキャノピー方式で開く。

調整式のトラクションコントロールとレーシングABS

トラクションコントロールとレーシングABSは、手動で設定できる。トラクションコントロールは、8段階に調整可能だ。コンチネンタルの「タイプ3」レーシングABSは、サーキットのコースに合わせて10段階に調整でき、コーナーリング時のアンダーステアまたはオーバーステアの特性は、ドライバーの好みに応じて調整することが可能だ。トラクションコントロールとレーシングABSのセレクターレバーは、ステアリングホイールにあり、直感的に操作できるようにした。

ザックス製のレーシングダンパーは、リバウンドとコンプレッション、フロントアクスルとリアアクスルの車高を調整できる。

KTM X-BOW GTXのブレーキキャリパーは、長距離レースでの使用を想定して設計されている。フロントには、378mm径のディスクに6ピストンの耐久ブレーキシステム、リアには355mm径のディスクに4ピストンのブレーキシステムを装着した。

リアのフレームは高張力鋼管で作られている。車両の後部の衝撃吸収構造は追突の際、できるだけ損傷を受けないように配慮している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ホンダ フリードクロスター 新型試乗】目を見張る実燃費、日常で味わえる“クロスター分”の個性もいい…島崎七生人
  2. 現役最長バス路線や日本三大“酷”道のひとつ、さらに「天空の駐車場」を巡る 日本旅行がツアーを企画
  3. スバルの営業利益が急減、通期業績予想を下方修正 第3四半期決算
  4. 公開直前...話題のトヨタ新型3列SUVは『ハイランダー』後継に! これが最終デザインだ
  5. スズキの新型ネオレトロバイクは“おしゃれ”だけじゃない!「理想のシート」に新ミラー、バイク乗りには嬉しすぎる「リチウムイオンバッテリー」の恩恵も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る